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MG side
公私混同してはいけないと思いながらも、
どこかで彼女を想いながら歌ってしまった。
自分のパートの歌詞が刺さるくらい胸が痛くて。
俺はいつもAにたくさん貰ってばかりで
有難いなと思いながらもどこか当たり前のように思っていてAに甘えていたんだ。
そう思うと、胸が苦しくて申し訳なくて。
我慢していたものの、泣いてしまった。
俺らしくなくて、笑って誤魔化した。
声を出すほど泣いてるわけでもないし、バレないだろうと思ってたけど、カメラが俺を映すのがわかる。
これは彼女には見せられないな。
SG「いやぁ、ミンギュヒョンが泣くのって凄い珍しいですよね!?」
SC「最近、本当にミンギュ頑張ってますから〜」
そう言って、コメント中に泣いてたことに触れられ、
スンチョリヒョンに肩を抱かれた。
そんなことされたら、また泣きそうで。
イヤモニを外され、スンチョリヒョンが耳元で話しかけてきた。
SC「お前の気持ち、全部Aに届いてるよ。今、あいつここにいるから」
そう言われて、我慢してたものが切れた。
会いたい。
彼女に、Aに会いたい。
きつく抱き締めて、彼女を感じたい。
そう思えば思うほど、涙が止まらない。
カラットにも申し訳なくて、メンバーたちにも申し訳なくて。
それでも、みんなが集まって俺を抱き締めてくれたこの瞬間はきっと死ぬまで忘れられない。
同じように泣いてくれるメンバーもいて、
きっと、あいつも泣いてる。
本当に幸せだと感じた瞬間だった。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年11月25日 15時
