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「お姉ちゃん。お姉ちゃんが悪いんだよ絶対。謝りな」
『いろんな事情があるんだって...』
「ろくでもない男と付き合ってきたあのお姉ちゃんが、天下のSEVENTEENのメンバーと仲良いんだよ？あのキムミンギュ様だよ？謝れ」
『確かに...』
妹の言うように、本当にどうしようもない人とばかり恋愛をしてきた。
浮気なんて当たり前、ギャンブル、お酒...
思い出すだけでも、ゾッとする。
それを考えたら、彼は浮気は出来なさそうだし、ギャンブルもする暇もないし、お酒は...まぁまぁ。うん。
『やっぱり、お姉ちゃんが悪いよね〜』
「当たり前じゃん。何があったかは知らないけど、こんな幸せもう一生、いや、来世も掴めないよ。離しちゃダメだって。」
『うーん...』
確かに妹の言う通り。
あの可愛い手を離して、次に恋愛なんて無理な話。
彼の全てを知ってしまってから、違う男性を恋愛対象になんてできるはずもない。
「お姉ちゃんを許してくれるかは分かんないけどさ〜、後悔したくないじゃん。後悔するくらいならやってから後悔しなよ。」
クールな妹は、たまにとんでもなく大人なかっこいい事をを言う時がある。
今のセリフも、スニョンイオッパが言いそうなことだ
これからの未来がどうなるかもわからないくせに、
お父さんやお母さん、妹をメンバーたちに紹介できたらきっと嬉しいんだろうな、なんて考えていた。
「やっぱり凄いわ...海外...」
『そんなことないっ、あ、ちょっと電話』
「誰？」
スマートフォンに表記される名前を見せると、
妹の表情が固まった。
これで信じてくれただろう。
JH「もしもし？何してんの〜」
『久しぶりに電話来たなと思ったら1発目はそれですか』
JH「お前が悪いんだろ」
『...はい。その通りです。』
妊娠の話をした時のジョンハニオッパはもういなくて、
いつもの今まで通りの、悪魔のようなジョンハニオッパから電話がかかってきた。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年11月25日 15時
