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SC「じゃ、しばらくはみんなで集まれないだろうけど頑張ろうな」
JH「Aや、あの、」
『うん、みんな頑張ってね！体調とか気をつけて本当に』
DK「Aは日本のライブ来るでしょ？？」
DN「本当！？ライブ前に日本語教えてほしいなぁ」
MG「Aはだめ〜。俺に日本を案内する予定が入ってるから忙しい！」
WN「それ俺もついて行こっかな」
JN「みんなで行けたらいいなぁ〜！」
あっちこっちみんなが話すから、まとまらない。
それがきっと彼らの良さでもある。
ジョンハニオッパとジスオッパは私を見つめていた。
少し眉をさげて。
スングァニもオッパたちの隣で心配そうに私を見つめる。
スングァニとゆっくり話せなかったな。
そんな顔されると、私の気持ちが揺らいでしまいそうで
目を逸らした。
MG「じゃ、俺らタクシーで帰るよー」
HS「おー、またなA」
『..うん、またね〜元気でね。』
JS「...A、またね。」
「...またね」
ジスオッパと彼女は何だか、顔も雰囲気も似てきたなぁ。
無言で手を振る彼女は、悲しい顔ですら綺麗だ。
『じゃあね〜！』
MG「声おっきいってば！ボリューム調整してよ！」
『楽しかったんだもん！じゃあね！また！！』
MG「お疲れ様〜！！」
私はきっとこれからも画面越しで見るだろうけど、
彼らは私を見ることはこれが最後だと思って、
今まで以上の笑顔で手を振った
夜のタクシーは好きだ。
キラキラと輝く街を見ながら、走るタクシー
暗いし、運転手の方は必要以上に話してこないから、
彼と私の足の間で手をぎゅっと繋いだ
ゴツゴツしてて、お世辞にも綺麗な手とは言えないけど、男らしい手。
私の頭から足の先までを知り尽くした手。
ぎゅっと握ると、私以上に握り返してくれるその手が好きだ。
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年11月25日 15時
