unknown_ .2. (ページ11)

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WZ「以上で。」

「かしこまりました。失礼します」

　

『昼から食べすぎじゃない？』

WZ「俺今日朝から何も食ってない」

『ちゃんと食べなよー』

WZ「...お前が言うか？なんか不健康そうな顔してる」

　

　
頼み終わっても、メニューをまじまじと見る彼も私の事を言えないくらい痩せたような、疲れた顔をしてる。

　

　

『...元気？みんな。』

WZ「...ミンギュ以外な」

『...そう。』

WZ「...お前は？平気なの」

『仕事してるし、これから忙しくなるんだよね』

WZ「なぁ、」

『なに〜？』

　

WZ「なんでさ、嫌いでもないのにわざわざ離れたりする奴がいるんか俺、不思議なんだけど。」

「...そんな人いるの？」

WZ「おーん。いるんだよな、俺の目の前に」

　

　
前のめりになって何を話すかと思ったら、
そんな事を言われた。

怒ってるわけでもなく、何というか
本当に不思議そうな顔をしていた。

　

　

　
『...嫌になったんだって。ミンギュから聞いたでしょ？何かに隠れるそんな生活が嫌になったって』

WZ「スングァニの気持ちがお前に分かるか？」

『..何で、スングァニの話、』

WZ「あいつがお前らの全部知ってんだろ。」

『んー、泣いてたでしょ。スングァナ』

WZ「僕があの時..ってビービー泣いてたぞ」

『...ジョンハニオッパとジスオッパも知ってる。というか、見られたというか。』

WZ「じゃあ、俺ら4人しか知らないってことか」

『うん。...驚いた？』

WZ「うーん...、ミンギュとお前の子どもってめちゃくちゃ可愛いんだろうなって思った」

　

　
また、新しい意見を聞いた気がした。
これが余裕感なのだろうか。

そんな考え方、私にはまるでできない。

　

『...呑気なこと言うなぁ、オッパ』

WZ「そんなもんでいいんだよ。」

『だめでしょ〜。』

WZ「俺らはお前らの記事が出ても、写真撮られても、みんなで守る覚悟はできてた。」

『そんなこと、しちゃだめだって。』

WZ「家族だろ、家族が守ってやんないと誰が守るんだよ」

　

この人は、本当にかっこいい男だ。

冗談っぽく言うわけでもなく、当たり前のようにそんな言葉をくれる。

1人で頑張ろうとしすぎたのかも、と揺らいでしまいそうで

真っ直ぐ私を見るジフニオッパから目を逸らした

　