堂々としてろ、か... ページ6
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次の日には、ちゃんと学校へ行った、というか、行かされたというか。
気分はそんなに乗らなかった。
どうせまた注目の的になるのが嫌で、
休もうかな、なんて考えながら二度寝しようと布団へ入ると
珍しく、オッパが制服を着て私の部屋へ入ってきた。
JH「Aや、お前休むの?そんなんしてたらもっと行きづらくなるだろ、早く起きろ」
なんて、カッコつけて私に言った。
確かに、オッパの言う通りでここで私が学校を休んでしまうと、どんどん行きづらくなる。
布団からチラッと目だけを出して、ドアの方を見ると
オッパが腕を組んでこちらを見ていた
JH「ほら、オッパもう着替えたよ早いでしょ。早く朝ごはん食べよう、降りておいで」
なんて、兄らしい立派な言葉を発して、ドアを閉めた
さすがのジョンハニオッパだ。
私のオッパはオッパじゃなきゃダメだったんだろうな、と
改めてオッパのありがたみがわかった気がする。
.
「Aや、大丈夫なの?身体が辛くなったら帰ってきなさい」
『うん、大丈夫、ありがとう。行ってきます』
JH「行ってきまーす」
そう、オンマに言われ、やっぱり休みたいと言いたくなったけど、鞄をぎゅっと握り直し、家から出た。
JH「...心配すんな、堂々としてろ。大丈夫だって、な?」
『...別に心配も何も無いよ、慣れたもんだから〜。オッパもいるし〜』
JH「可愛くねぇこと言うなって思ってたら可愛いこと言うねぇ?」
グシャグシャと頭をペットのように撫でまわすそのオッパの手は暖かくて優しかった。
ジア「Aやー!!!」
後ろから大好きな声が聞こえ、振り向くと
後ろに並ぶチェ兄妹もなんだかんだ、仲良く一緒に歩いてきていた。
その姿を見て少し、微笑ましくなった。
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naaana425(プロフ) - 炭火焼き定食さん» ありがとうございます...!!😭😭そのお言葉だけで大満足です。キュンをお届けします、、!!!笑 (11月12日 11時) (レス) id: 9e4d1849cb (このIDを非表示/違反報告)
炭火焼き定食(プロフ) - 更新お疲れさまでした!毎回キュンキュンしながら読ませていただきました〜💗 (11月11日 19時) (レス) @page22 id: e876e5520f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナン | 作成日時:2023年11月4日 7時