私の好きなもの ページ13
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WZ「帰るかー」
『あぁー、もう秋だねぇ、寒っ』
WZ「お前すぐ風邪引くからはよ帰るぞ」
『あ！待って！もうそんな季節！？』
WZ「ヤー、ちょ、A、」
帰り道のコンビニにでかでかと書かれた肉まんの文字に惹かれ、ジフニの腕を掴んでコンビニに入った
『ほらここは私が払いますんで...何がいい？』
WZ「まだ食うんかお前」
『あ、あんまんでもいいよ』
WZ「...いや、俺いいやお腹いっぱい。」
『え〜、じゃあせめて飲み物ぐらい持ってきな！早く！』
そう半強制で背中を押して、売り場に向かうジフニの背中を見ていた。
今日はジフニにお世話になりすぎている気がする。
服も買ってもらって、ご飯まで。
飲み物ひとつじゃ、何も変わらないけどそうでもしなきゃ申し訳ない気持ちになる。
「ありがとうございました〜」
『ありがとうございます〜』
店員さんにお礼を言うと、その後にペコッと小さく頭を下げるジフニはやっぱり可愛い。
『あそこのベンチで食べていい？』
WZ「だから風邪引くってお前、」
『大丈夫だって！へへ』
人肌が恋しくなるこの季節に、温かい肉まんを空気の冷たくなった外で食べるのが、なんとなく好きだ。
今日は全て揃っている。
星が綺麗に見える空と、空気がガラッと変わった気温
手には温かいもの、隣には好きな人。
ベンチの横には、私たちを照らすオレンジ色の街灯
私が好きなものが全て揃っていた。
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naaana425(プロフ) - 炭火焼き定食さん» ありがとうございます...!!😭😭そのお言葉だけで大満足です。キュンをお届けします、、！！！笑 (11月12日 11時) (
レス) id: 9e4d1849cb (このIDを非表示/違反報告)
炭火焼き定食(プロフ) - 更新お疲れさまでした！毎回キュンキュンしながら読ませていただきました〜💗 (11月11日 19時) (レス) @page22 id: e876e5520f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年11月4日 7時
