こっち向け...こっち.. ページ4
-
「今日は担当の先生休みなので、体育館でバスケにしまーす」
その先生の言葉に、女の子みんなが"えー！"と大ブーイングだ
私としては、ラッキーだ。
バスケなら、端っこでジアと話せるし、サボれる。
それに、
ジフニのバスケをする姿だって、密かに見れる。
ｼﾞｱ「Aや〜、行こう〜、あーバスケなんて面倒なのに。はいよ！」
『よいしょっ、いいじゃん。試合以外は喋れるんだし』
ジアが私に手を出してくれ、その手を握って立ち上がった。
体操服って、どこか恥ずかしい。
中学生までは、そんなこと無かったけど
高校生になってみると、やっぱり少し恥ずかしいものがある。
ｼﾞｱ「あーあー、ジョンハニオッパみたいなかっこいい男子、うちの学年に1人くらい居てもいいのに」
『モテ男子たちと毎日いるくせに贅沢な悩みだねぇ？』
ジアはずっと昔からうちのオッパが好きらしい。
あんな悪魔みたいなオッパ...取り替えてほしいくらいだわ..
HS「ヤー！ジフニがバスケするぞー！！！」
隣の男子クラスが大きく盛り上がり、スニョンイの声がよく響く
チラッと、見ると、男子たちに囲まれ真ん中には恥ずかしそうに袖を肩まで捲るジフニが見えた
ｼﾞｱ「...エーイ、Aや。見過ぎじゃないの〜？」
『...あんな張り切るジフニを見れるなんて奇跡に近いじゃん...、ずっと見てたらこっち見たりしないかな、ほらテレパシー的な？」
ｼﾞｱ「何言ってんだか...さすがだね、ジフニバカは。」
"こっち向け...こっち！こっち...!!"と心の中で呪文のように唱えた
WN「Aや、ちょっとメガネ持ってて」
『...おー。』
隣から低い声が聞こえ、見上げるとウォヌが"なんだよ"と言いたげな顔で私に眼鏡ケースを差し出していた
WN「試合でジフニたちが勝ったら俺らが今日の昼飯奢るから、俺とジュニが勝ったら俺らの昼飯奢ってね」
『何それ〜！拒否権無しなわけ！？』
WN「まぁまぁ...。楽しみないと面白くないじゃん。お前ら試合出ないなら俺らの試合見とけって」
そう言ってヒラヒラと手を振って戻るウォヌの後ろ姿も
なかなかかっこいいと思う。
ｼﾞｱ「ウォヌも何で彼女、できないかねぇ...?」
『ね...?謎が多い男だねぇ。』
隣の女の子たちがウォヌの後ろ姿にキャーキャー言ってるのを横目にそんなことを考えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naaana425(プロフ) - 夏葵さん» あぁああぁ...なんて嬉しいお言葉...本当に頑張れます。ありがとうございます😭 (10月30日 9時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
夏葵(プロフ) - すごくすごく好きです。いきなりの告白失礼致しました｡陰から応援してます！ (10月29日 20時) (レス) id: 8ae4d54864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナン
| 作成日時：2023年10月11日 12時
