聞こえないフリって、難しい。 ページ22
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「あー、だるくない？」
「何が？」
「何がって、Aだよ、Aー」
「あー、いつもジフニたちといるから？」
「そうそう。お兄ちゃんはジョンハンさんでしょ？恵まれてるよね〜。そりゃ男好きとか噂されるわ」
ヒュッと喉が鳴る
あー、裏でコソコソ噂されてるんだと分かったと同時に
視線を感じた意味が今わかった。
噂の本人がここにいるだなんて思ってもないんだろう。
顔を合わせなくて良かった。
というか、本当にこういうのあるんだなぁ
ドラマとか漫画だけかと思ってた。
バンッと音を立てて、トイレから出れればいいものの、
そんな勇気は私にはない。
息を潜めて、噂話をする子たちがいなくなるまでポツンと1人で待っていた。
ありきたりな展開で、自分でも笑ってしまった
こういう時に限って、ジアが居ないんだもんなぁ。
何となく慣れているつもりだった。
高校でジフニたちと出会う前から、兄がユンジョンハンというだけで嫌な言葉を投げられてきた
だけど、やっぱり目の前で自分の事をコソコソと話されているのを見ると、モヤモヤするものだ。
.
MG「あ、ヌナいた。今日一緒に帰ろ〜」
『...それだけの為にこっちまで来たの？』
トイレから出ると、目の前にはおっきいわんこ
今のこの状況で、ミンギュに話しかけられるのも何となく良くない気がする。
火に油を注ぐというのか、何というのか。
MG「...ねぇ、ヌナ、1人なの？」
『うん、ジア休みだからね。帰り、下駄箱集合ね、どうせジョンハニオッパとゲームでもするんじゃないの？』
MG「そうそう、じゃ、あとでね〜」
ミンギュと別れて、教室に戻るともうジフニたちは居なかった。
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naaana425(プロフ) - 夏葵さん» あぁああぁ...なんて嬉しいお言葉...本当に頑張れます。ありがとうございます😭 (10月30日 9時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
夏葵(プロフ) - すごくすごく好きです。いきなりの告白失礼致しました｡陰から応援してます！ (10月29日 20時) (レス) id: 8ae4d54864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年10月11日 12時
