気になるその話 ページ16
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『わっ、びっくりしたぁ！』
WZ「何びっくりしてんだよ」
急に後ろから肩をトントンとされ、びくっと身体が動いた
それもそうか。
名前を呼んでいてくれたみたいだけど、イヤホンをしていたから、何も気付かなかった。
WZ「ごめん、待たせた。帰るか」
『うん、お疲れ様』
WZ「お前もな〜。あれ？ミンギュ一緒じゃなかったの？」
『あー、なんか、用事があるとかなんとか...?』
なんて、都合の良い嘘をついた。
カラカラと、自転車を押す音が心地良い。
何も話さない時間でさえ、愛おしくて抱き締めたくなる。
WZ「帰り、遅かったら怒られる？」
『うーん、別に？あんたといるっていったら大丈夫だと思うけど。』
WZ「あ、そう。...公園で、ちょっと話すか」
『...うん、いいね。なんか飲み物買って行こう、ジフニの奢りね〜！』
WZ「はいはい」
2人でいると、大きな声を出してはしゃいだり、
全力で遊ぶというよりは、
うーん、例えるなら、
熟年夫婦...?老夫婦...?それに近いものがある。
誰もいない静かな住宅街の中にある公園のベンチに2人で座った。
くっつく事もなく、離れすぎる事もなく、
ちょうど良い距離感で。
WZ「ジア、明日来るかな」
『来ると思うけどね。ちゃんと、話してあげなきゃだよね』
WZ「まぁ、あいつも分かってるだろうけど、なぁ。ほら、ジュニが、」
『ジュニも、ぐいぐい積極的に行きゃいいのに』
WZ「あいつは、うーん、キャラじゃねえじゃん」
『まぁ、彼氏居る子にそんな事しない人だよね、ジュニは。』
ジュニは優しい。
とんでもないくらいの優しさを分け隔てなくくれるそんな人だ。
そんな人がそばに居ることをジアにも気付いてほしいとも思う。
『..ジフニは？好きな子、居ないの？』
勇気を出して、そんな事を聞いてみた。
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naaana425(プロフ) - 夏葵さん» あぁああぁ...なんて嬉しいお言葉...本当に頑張れます。ありがとうございます😭 (10月30日 9時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
夏葵(プロフ) - すごくすごく好きです。いきなりの告白失礼致しました｡陰から応援してます！ (10月29日 20時) (レス) id: 8ae4d54864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年10月11日 12時
