別に悪い嘘ではない、でしょ？ ページ14
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MG「ヌナ、一緒に帰る？」
『あー...、寄りたいところあるし、先帰って！』
MG「分かったー。じゃ、また明日ね〜」
寄りたいところなんてのも嘘で、
1人しっぽり帰りたかっただけ。
ジフニに教えてもらった曲を聴いて、
少し冷たくなった夜風を感じながら、歩きたかっただけ。
ミンギュは私を疑うような表情をしていたけど、
小さなウソは許してほしい。
ただひとりで、あいつを想う時間が欲しい。
嘘をついて申し訳ないという気持ちはある。あるから、ミンギュが見えなくなるまではちゃんと見送った。
クルクルとまとめていたイヤホンを解いて、
耳につける。
ふわっと、香るお風呂の匂いと、花の匂い。
もう夜は長袖を着ていいかも。と思うくらい肌寒い季節になった
耳につけたイヤホンからはジフニが好きなアーティストの曲。
好きな人の好きな曲って、どうして私まで好きになっちゃうんだろう
その歌詞は、なんだか可愛いくらいに恋をしてる
" きみがすき "
そのフレーズはどこのどんな曲でもよく聞くフレーズ。
それでも、この曲には思い出が詰まっていて、たまに泣きたくなる。
もしかして、私を想ってくれてるんじゃないか、なんて思ってしまう日だってある。
片思いの女の子なんて、そんなもんでしょ？と開き直ったりして。
今日も1曲目には、その曲を聴く。
その曲を聴きながら、ジフニの顔を頭に浮かべてみる
大体、笑ってる顔ばかりが浮かぶ。
スニョンイたちと笑ってる顔ばかりが脳裏に焼き付いている
イヤホンから聞こえてくる歌も、あの笑顔にも会いたくなって、声が聞きたくて、
スマートフォンを取り出した
といっても、取り出すだけで電話する勇気なんてこれっぽっちも出ないけど、
ﾌﾞｰﾌﾞｰ
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naaana425(プロフ) - 夏葵さん» あぁああぁ...なんて嬉しいお言葉...本当に頑張れます。ありがとうございます😭 (10月30日 9時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
夏葵(プロフ) - すごくすごく好きです。いきなりの告白失礼致しました｡陰から応援してます！ (10月29日 20時) (レス) id: 8ae4d54864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナン
| 作成日時：2023年10月11日 12時
