・ ページ5
...
JS「僕たち、しばらく離れてる時間が長いよね。」
.
起きる時間も、ご飯を食べる時間も、出勤する時間も、
退勤する時間も、寝る時間も、遊ぶ時間も。
全てが僕たち違ってくるんだよ。
じゃあ、時には喧嘩もあるはず。
すれ違うこともたくさんあると思うんだ。
会いたくてたまらない朝も、
話を聞いてほしい昼も、
泣きたい夜も、
僕はすぐAのもとに行ってあげられない。
すごく、胸が痛いけど、僕も一緒なんだよ。
辛くて、どうしても会いたい日にAに会えないのは
僕にとって1番、辛いことだと思う。
正直、今までのようにはいかないと思うんだよ。
それでも、絶対に変わらないのは、
僕がAのことを愛してるってことだから。
わがままかもしれないけど、
それでも変わらず、同じように、僕もAに愛されていたい。
.
そう、彼が言い終わった後、
彼の指が私の目元に触れたので自分が泣いてることに気付いた。
寂しくて、悲しくて、泣いてるんじゃない。
嬉しくて、愛おしくて、泣いてることを彼に伝えたい。
伝えたいけど、上手く言葉が出てこないや。
涙を拭いてくれた手は私の手の上に重なり、
手の甲を指で撫でる彼のその癖が好きだ。
JS「泣かないで、A。きっと、すごく良い時間になったって一緒に言えるようになるから。」
『っ、悲しくて泣いてるんじゃないよ、凄く愛されてるんだって、オッパの言葉でわかったから、だから、』
JS「なら、良かった。...でも、ほら。僕って心配性なの知ってるでしょ？」
『...確かに、心配性か、そうだね？』
JS「だから、その、これ。」
重なっていた手を裏返して、手のひらにはキラキラとした指輪が小さく輝いていた。
JS「そんなに、重たく考えないで?その... 、どこかで御守りになれたらなって。僕がいない間はこれが僕の代わりになればと思って。」
『...ありがとう、オッパ。何回言っても足りないくらい、本当に感謝してるよ。私も同じ気持ちだから。きっと、私たちなら大丈夫。ね？』
ゆっくりと微笑む笑顔をいつまでも見ていたい。
私だけを見る優しい目も、大きくて優しく触れてくれるその手も。
彼と同じように微笑むと、どちらからともなく近付いた
こんなにも美しくて、綺麗な口付けを私は知らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 856人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naaana425(プロフ) - みぃ〜ニョさん» その言葉だけでわたしもほっこりします...、ぜひまた遊びにいらしてください🤍ありがとうございました！！ (10月16日 15時) (
レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜ニョ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会い、心がほっこりしています。ありがとうございました！また、出会いたいです！ (10月3日 20時) (レス) @page19 id: fc03c4ef76 (このIDを非表示/違反報告)
naaana425(プロフ) - みみさん» うわぁあん...なんと嬉しいお言葉...ありがとうございます😭俳優ジョシュア氏のお話たくさん考えます...!!!!ここまでありがとうございました😭 (9月28日 23時) (レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 最後の最後で驚きました♥終わってしまったのが寂しいです🥺またお時間ある時に俳優ジョシュアとの話お話が読みたいです😆素敵な作品をありがとうございました！ (9月28日 20時) (レス) @page19 id: 7104b14a85 (このIDを非表示/違反報告)
naaana425(プロフ) - やーがさん» そうなんです！！俳優業始めたそうです...笑 もう十分すぎるコメントありがとうございます！！また覗きに来てください😌 (9月28日 8時) (レス) id: fbeb901bb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナン
| 作成日時：2023年9月22日 7時
