カハタレドキ 6 (ページ4)

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...

「お姉さん、ひとり？」

「あれ？この子さっき、大人数で居たよね？ほら、男だらけの」

「まじ〜？だって、こんな可愛いもんなぁ〜！」

　

　

　

　

　

シャワーを浴びて、部屋に戻る支度をし
シャワールームの扉を開け廊下へ出ると、見知らぬ男性が3人目の前に居た

　

　

　

　
心臓がグッと押されるような痛みを感じる

前に付き合っていた彼が会社へ乗り込んできた日と同じような感覚だ

　
　
あの時も、ジフニが私を追いかけて来てくれたっけ

言葉よりもそんなことを思い出していた。

　

　

　
『すみません、退いてもらえますか？』

　
相手にすることない。
少し頭を下げて、無視して足を一歩出すと、手首を掴まれた

　
「ちょっとくらい話しても大丈夫じゃん？ね？」

　
　

　

　
ジスオッパに手首を掴まれるのと、
わけが違う。

　

『...離してください。』

「強気だね〜」

　

　

　
こういう人って、清潔感が無いんだよな。

無理矢理にでも離そうと思ったけど、
男の人の力はやっぱり強い。

　
ちゃんとオッパの言うこと聞いておけば良かったな

めんどくさいなぁ、なんて考えてる自分に気付くと同時に
私も強くなったなと思う。

　

　

　
　

　

　
　

　

SC「A〜...はぁ？ヤー、どういうこ、」

『...あ！彼氏来たんで！』

　

　
スンチョリオッパが私の名前を呼んだのに男たちは気付き、
握られている力が緩まったのが分かった瞬間に振り解いて
スンチョリオッパの方へ走った

　

　

　

　

　

　
SC「... あ、俺彼氏？」

『...黙って』

　
スンチョリオッパの手に自分の手を絡め、
反対の手で男たちに手を振った

　

　

　
『では、いい旅を〜』

SC「ちょ、もう...、お前ら俺らの目の前に現れんなよ〜」

　

　

　

　

繋いだ手を引っ張って、その場を去った

　

　
SC「お前も強くなったもんだな」

『人生経験っすよ』

　

　
そんな冗談を言って笑いながらみんなのいる場所へ戻った