カハタレドキ 6 (ページ28)

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JS「本当にここだけ写真館みたい」

『ね、本当。凄いよね』

　

　

　
チャニのアイデアが通り、物置だった部屋を写真館のように変えた。

　
ここで、式前でも式後でも写真が撮れるようにできたらいい。

家族みんなで撮ってもいいし、ペットを連れてきてもいいし。

　

目の前にみんなで考えたものが実際にできると感動した。

　

　

JS「アンティーク雑貨とか置いてみてもいいね、あ、僕知り合いに雑貨屋の店長居るんだけど、今度行こうか？」

『待って、ここの近くのお店？』

JS「そうそう、知ってる？」

『なんかさ、店長さんミョンホに似てるよね？』

JS「そうー！雰囲気とか顔とか？ミョンホにちょっと似てるんだよ、だから僕仲良くなっちゃって」

　

　

　
ドッペルゲンガーって、本当に居たりするのかな、なんて何でもない話をしながら社会をぐるっと見た

　

　
仕事を口実に、好きな人に会っているみたいで
学生のような、そんなドキドキ感があったようにも思えた。

　
　

　

　

　

『では、最後までどうぞ宜しくお願い致します。』

「はい。宜しくお願い致します。」

『あ、暑いので、体調にはお気をつけてくださいね』

「はい、ありがとうございます！」

　

＂では、失礼します"と隣のジスオッパから聞こえ、
2人で肩を並べて駐車場へ戻った

　

　

　
JS「Aってなんて言うか、あったかいよね」

『何がぁ〜』

　
唐突にそう言う彼の言葉に少し恥ずかしくなって、
誤魔化すように笑って見せた

　

　
JS「ふふ、まぁ、そういうところが好きなんだけどね〜。よし、ランチしに行こうか？」

　

　
心臓がぐっと掴まれた気分だ
ドキドキしてる自分の胸の音を聞かれないように抑えた

ふぅ〜。彼の言葉に慣れることはあるのかな。

　