カハタレドキ 6 (ページ26)

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...

JH「『 ...はぁ。』」

　

　

ぼーっと、目の前の大きな洗濯機がずっと回り続けているのを見て同時にため息が出た

　

『何ため息それ』

JH「...幸せのお裾分けのため息」

『あぁ、ね。』

JH「Aこそなんのため息だよ」

『あーこのあと畳まないといけないのがだるいなぁのため息』

JH「あぁ、確かに。」

　

　

そんな会話をしたあと、また2人同時にため息が出た。
　

　
きっと、楽しかったなぁ、疲れたなぁ、眠いなぁ、だるいなぁ、のため息が全て出てると思う
　

2人とも。

　

　

　
　
『ねぇ、仕事の話とかしていい？』

JH「え、すっごい嫌」

『って言われてもするんだけどさ、今度3人で会議していい？秘書無しで、スンチョリオッパとジョンハニオッパと私』
　

JH「...何となくどんな会議かは分かるけど。」

『まぁまた招集するよ』

　
　

　

　
楽しかった旅行が終われば、
今度は大変な仕事のことを考える番だ。

　
色んなところで話を通してみたけど、
海外に店舗を出すのもそんなに遠くない未来だと思う

だからこそ、考えておくべき点は考えおかなきゃならない

　
　

　
JH「ジスとは？話したの？帰ってきて」

『ううん、まだ〜。明日くらいに会おうかなとは思うけど』

JH「あ、そうだ、聞こうと思ってたんだった。もう明日出社すんの？」

『うん、改装ちょっと見とかなきゃだし』

　
　

　
私が勝手に出社するだけだから、いいと言ったものの
ジスオッパが送り迎えしてくれるって言っていた。
　

　
明日にでもゆっくり話そうかな。

　

　
JH「まぁ、ちゃんと話しなきゃね〜。取られちゃうよ〜他の女の人に」

　
『...ていうかさー、なんで彼女居るとか嘘ついたわけ？彼女居ると思ってたじゃんずっと』

JH「ちょっとギクシャクしてるとこ見たくて」

『びっくりするほど性格悪いね』

JH「冗談じゃん」

　

　
オッパの冗談は、そっか〜！で笑い飛ばせるほどの冗談じゃない時があるから怖い。

勘違いしてしまったし、私が恥ずかしくなっただけだ。

　

　
『でも、ありがとね色々。』

JH「何もしてないよ」

『まぁ、いいじゃん。』

　
変わらず、ぼーっと洗濯機を見ているとあっという間に洗濯は終わっていた

　

畳むのも大変なんだよなぁ、なんてことを頭で考えながら
"よいしょっ"と立ち上がった。

　
　
あー、畳んだ洗濯物、片付けるのもだるいなぁ...
　