カハタレドキ 6 (ページ25)

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『オッパー！オレンジジュースいるー！？』

JH「うんー！ちょうだーい！」

　

　

リビングから玄関に向かって、聞くと
あまり声の通らないオッパの声が聞こえる

　
顔だけ見ずに、声だけ聞くと、オッパの声は可愛らしくて女の子と間違えそうだ。

　

怒った時の声は、そんなに？と言うほど低くなるけど。

聞き慣れた声を聞くだけで、寂しさが随分と紛れたのような気がする

　

　

　
冷蔵庫にあるストックしていた紙パックのオレンジジュースを持って、ジョンハニオッパのところへ戻った

　
　

　

『ん、はい』

JH「さんきゅ〜。A好きだよね、オレンジジュース」

『美味しいじゃん、さっぱりして』

JH「次の誕生日プレゼント、オレンジジュースにしようか？」

『いや、ブレスレットがいい』

JH「あ、そうですか」

　
　

　

旅先では、スンチョリオッパといることが多かったからか
こうしてゆっくり何でもない話をジョンハニオッパとするのが久しぶりに感じた

　
　
JH「行くよ〜、ちゃんと鍵閉めてくださいね〜」

『はーいっ』

　

　

　

　
まだまだ日が落ちても暑いけど、少し風があるからか
暑さはそんなに気にならない。

仕事帰りの姿や、これから飲み会に行く姿を見て
今日はまだ平日だったんだと思い知らされる。

　

　
海外に店舗を出すとなると、部署も新しく作らなくちゃならないな〜、

なんてことを考えながらジョンハニオッパとたまにぶつかる肩を撫でながら、コインランドリーへ向かった。

　