カハタレドキ 6 (ページ15)

今日:69 hit、昨日:42 hit、合計:54,465 hit

・ページ15

...

『ジュンさんの運転する姿、初めて見るかも。』

JN「確かにね？あ、窓開けて良い？」

『全然良いよ、気にしないで』

JN「ほら、風が気持ち良いから！」

　

　
車内に入ってくる風が気持ち良くて、風を感じようと目を閉じてみた

暑すぎず、冷たすぎない風が心地良い

　

　

　
　

　

　
『どこ行くの？』

JN「うーん、着いてからのお楽しみということでっ！」

　

運転する姿をすこし盗み見すると、
両手でハンドルを握る姿は可愛らしくて、表情も凄く明るい。

そんな彼といると、どこか私も自然と笑顔になってしまう

そんな力が彼にはあるのが羨ましくも思う。

世界って本当に広いんだな

なんて当たり前のことを街並みを見ながら考えていた

　

　
　

　

　

　
1時間くらい車を走らせ、「到着！」と上機嫌な声に車から降りると、ヒュッと冷たい風が吹く

ホテルにいた時と少し季節が違うみたい。

　

　

『うっわぁ... 綺麗...』

JN「ね。綺麗だよね〜、ここすごく有名な湖なんだって！」

　

　

　

　
目の前には青々とした美しい山と透明で透き通った湖があり、
見渡す限りの美しい景色があった。

自然の空気を身体いっぱいに感じられる。

　

青色の中にも、こんなにも綺麗な青があるのかと信じられないほどの美しさで絶景だった。

　
　

　

観光客も多くて、写真に収める姿もたくさんあった

JN「この湖って、昔から女神が住むって言われててパワースポットなんだって」

『そうなんだ...』

　

　

あまりの美しさに言葉を失ってしまう。

　
ジュンさんなりにたくさん調べて連れて来てくれたのだろうと思うと、

それだけで胸がいっぱいだ。
　

　

　

　

　
JN「...口開いてる、Aちゃん。」

　
そう言われて初めて気付いた

思わず口元を抑えた

　

『...ちょっと言葉失っちゃうねこの綺麗さ。』

JN「僕たちも観光客らしく..写真撮る？」

『うん、折角だし撮ろうよ！』

　
　

　

　
彼とピッタリくっつき、大切な思い出の1枚が増えた。

...ピースして良かったよね？

　