カハタレドキ 6 (ページ14)

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VN「ヌナ、僕も外出るけど、1人で大丈夫？」

『大丈夫だってば』

　
　

　

　
ハンソリもオッパたちと同じように私を心配してくれることに有難いような申し訳ないようなそんな気持ちになった

　

　

VN「誰かと出かけるんだよね？」

『うん、ジュンさんとね』

VN「お〜。いいじゃん。楽しんでね。行ってきます」

『いってらっしゃい〜』

　
　

　

　
「いってきます」と丁寧にちゃんと私に言ってから部屋を出るハンソリはなんというか、ハンソリらしい。

可愛げがあるし、私が甘くなるのも無理はない

　

　

　

VN「あ、言い忘れてた。ヌナ、今日も綺麗だよ」

『はぁ...、ハンソラ。本当に可愛い。ヌナどうしたらいいの...』

VN「どうもしないで、じゃあね〜」

　

　
折角部屋から出て行ったのに"綺麗だ"という言葉だけを伝えに戻ってくる彼の良さを知れるのは私だけであって欲しい...

過保護になるオッパの気持ちが少しわかる気がした。

メイクの続きをしようと鏡を見るとどうも顔が緩む。

　

　

　

　

　

　

　
ジュンさんが準備を終えたら部屋まで迎えにきてくれるみたい。

　
ある程度準備を終えたところで、寝室の片付けを少ししていた

　

　
男たちの部屋ってきっとこんなもんなんだろうな、と諦めがつくほどベッドの上はぐちゃぐちゃだ。

靴下はその辺から出てくるし、脱ぎっぱなしのズボンまで。

　
それもこれも全部、片付けてしまう私も彼らにきっと甘いんだろうな。

　

　

　
　
　

　

　
ｺﾝｺﾝｯ

　
小さく控えめなノック音が聞こえ、ドアを開けると

脚が長いのがよく映えるブラックパンツにシンプルな白のTシャツにキャップを被る、ラフなジュンさんが見えた

　
こういうシンプルな服を着こなす彼は、スタイルが良いし
彼が着るものすべてお洒落に見える。

　

　

　

　

JN「あ、準備まだだった？」

『ん？もう行けるよ？』

JN「...その猫の髪留め付けていくの？」

『...あ。』

　
　