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Aと俺達は、SnowManという同じグループで活動していて、
仲は良かったと思う。
「翔太くん、聞いてよ今日ね！」
いつも向日葵みたいな笑顔で笑うあいつを、ずっと傍で見れるって思ってた。
「しょっぴーってほんまにAのことすきやんなあ！！」
「は？やめろよ」
「顔に出すぎてるもんね」
「は？？涼太までなんなんだよ」
「あれ？翔太くん照れてます？」
「うっせえよ！！！！」
「なあに、翔太くん大きな声出して」
「なべはAのこと大好きだよね〜って話してるぽいよ？
まあ俺はAのこと愛してるけどね〜〜！！」
「ふっかさん、きもいよ」
「おい！らう〜る！！！」
「ふっか！それは違うよ！私が翔太くんのこと大好きなの！！」
「だってさ、"翔太くん"」
「まじでさぁ、、」
仲は良かった、じゃないか。
めちゃくちゃ良かったんだよ。
良かったはずなんだよ。
デビュー前日に居なくなるその日まで、あいつは
「ふっか！今日ご飯連れてって！そのあとお家でゲームね！」
「ひーくん！美味しいタピオカ屋さん見つけた！」
「さっくん、今度おうちでアニメ鑑賞会しようよ！」
「阿部ちゃんんん、クイズ番組呼ばれちゃった馬鹿なのに、、」
「涼太くん！今度はイタリア料理作りたいな！」
「じーこ！新しいフィルムカメラ買ったから写活行こうよ！」
「めめ忙しすぎ！ちゃんとご飯食べてる！？ご飯作りに行くよ！！」
「らうちゃん、遊びに行こ！」
「翔太くん！！デートしよー！！！！」
こんなにも、メンバーのことが大好きで
めちゃくちゃ笑ってて、
優しくて、
ほんと、名字の通り俺たちのお姫様で。
メンバーみんな、あいつのこと大好きだったんだよ。
それなのに
なあ
一緒にデビューしようって言ったじゃん。
デビュー決まった時だってさ、泣いて喜んだじゃん。
幸せだね、頑張った甲斐あったねって笑いあったじゃん。
なにしてんだよ。
どこにいんの？
帰ってきてよ。A。
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作者名：nanase:) | 作成日時：2023年6月15日 1時
