参考書20冊目 ページ23
ｿﾗ｢ねーえーお兄ちゃん寂しいんだけど｣
『⋯だからって、どうしろと？』
ｿﾗ｢Aも俺になんか作ってよ｣
アホか、という代わりに鼻で笑ってみせると
ふと隣から異様な視線を感じた
『⋯あの、、？』
luz｢僕が教えてあげようか？｣
目をこれでもかという程輝かせ
先程とは違う色の華をこちらに差し出してくるluz
『⋯この花は？』
luz｢シロタエギクっていう花やで。
花言葉の意味は、_________｣
luzはAの耳に口を近付け、小声で囁いた
その様子を面白くなさそうに見ているのは、
Aの兄、そらるだ
口を尖らせると、徐に上着のポケットを探り
小さな小袋を取り出した
『あ、そう言えば…かな兄ぃ、この間飴ありがと…
渉から聞いたよ。分けてくれたって…』
ｿﾗ｢ん？いいよ。おばさんが応援にってくれたヤツだから｣
口に広がる甘さがじんわりと体に広がるのを感じながら
2人が細々と作業しているのをぼぅっと眺める
時折ﾁｭﾝﾁｭﾝと、そらる達の足元に雀が集い
｢なにをしてるの？｣と言わんばかりに首を傾げる
ｿﾗ｢⋯さぁ、何してるんだろうね〜｣
雀の傾けに合わせ、同じく首を傾げながら
柔らかく微笑む
和やかなそんな風景に、1人の影が近寄る
｢あ、あの！すみません！！｣
静かだった庭に響く大きな男声
それに驚いたようで、雀達は一斉に飛び立ち
颯爽とどこかへ消えていった
ｿﾗ｢⋯なに？｣
不機嫌が悟られる、低い声
そんな彼を落ち着かせるようにAが前に歩みでる
『何の用でしょうか？』
そらるの様な、低い声とは打って変わる
優しく諭すような声色
それを聞いた男子学生は、安堵の色を顔に浮かべ
3人の元へ近付いてきた
｢あの、俺…あ、2年Bクラスの((『それはどうでもいいわ』｣
男子学生が嬉しそうに自己紹介を始めようとするも
にこやかな笑顔と優しい声色で、Aがそれを遮った
『要件だけ、お聞かせ願えますでしょうか？』
luz(ジンジャーの花でもよかったなぁ…)
ｿﾗ(眠いなぁ…)
2人がそんなことを考えているなんて露知らず
男子学生は口を開いた
｢あ、えっと…井伊さんのことが好きです！
で、あの…良かったらつきあってください！！｣
『良くないので付き合えません』
｢なっ…絶対に幸せにしますから！！｣
その言葉を聞いて、ｽｯと
3人の目が細められたのを、男子学生はまだ気付かない
ｰへぇ……面白いこと言うんやね…ｰ
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めい*cerw* - 更新待ってますね！ (2019年3月30日 2時) (
レス) id: 6f4d80c867 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - 更新停止してますよ！このお話好きなので良かったら更新して下さい！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 面白いですね！これからも頑張ってください！そらるさんもっと出してry (2018年3月20日 21時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
れもんねこ(プロフ) - わーい！ろんさんありがとうございます！まだ出てきてくれるのでしょうか（ドキドキ 更新頑張ってください〜！ (2018年3月4日 18時) (レス) id: 032d1e69c8 (このIDを非表示/違反報告)
Dr.K(プロフ) - れもんねこさん» ろんさん了解です！コメント、リクエストありがとございます！！ (2018年3月1日 20時) (レス) id: a5d990b401 (このIDを非表示/違反報告)
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