22品目 ページ23
side Aーキッチンにてー
『じゃあ、少しだけですよ?』
そう、少し困ったように笑ってみせる
すると坂田様は嬉しそうに目を細め...
サカ「うん!ありがと!りょーりにんさん!」
と尻尾を振りながら言ってきた
その様子に思わず頬が綻び、思わず笑が零れた
『クスッ))すぐ作りますから、もう少しの辛抱ですよ』
そう告げ、再び手元に集中する
志帆はサラダ用の野菜を切り終え、ドレッシングと和えている様だ
『焼けましたらお肉を耐熱ポチ袋に入れてそのまま炊飯器に入れ、
その上からお皿を被せ、重しにします。このまま30分放置します』
[焼き目が統一…]
[↑それな]
[手も肉も綺麗すぎる]
[[↑それな]]
[飯テロだああ]
[[[↑それなあああ]]]
仲良しかよ((
さて、ローストビーフは放置して終わりなので次はスープですね
と思い、スープの材料に手をつけたとき、志麻様と96猫様が
徐ろに席を立たれた
シマ「妹や」
シホ「なんや兄貴」
シマ「96ちゃんと飲みモン買いに行くけどなんかいるか?」
シホ「アホ抜かしんしゃい。飲みもんやのーて酒やろ?」
目はしっかりと手元を見ているけど、意識は志麻様にある様で…
シマ「変わらんな(˙꒳˙ )」
なんて言う志麻様に大きな溜息を一つ…
シホ「うちは要らん。センラさん家の料理人さんは...」
『私も大丈夫です!お酒弱いんで…』
そう、私はとてもお酒に弱いのだ
料理酒には慣れたが、飲むとなるとほろ○いくらいしか飲めない
それを自覚せず1度センラ様の前で酔ってしまって…ハハハ...
ウラ「俺グレフル」
サカ「俺カシス!あとグレフル!」
セン「センラは家にあるんで大丈夫ですー」
各々好きなお酒を注文し、また自分達のしている事に目を移す
その様子を見て志麻様は...
シマ「お前ら...まぁいいか。料理出来るまでには帰ってくるでな」
そう言って96猫様と手を繋ぎ、二人仲良く家を出た
96「いってきまー!」
シホ「はいはい気ぃつけてー…
まったく...ほんと、二人揃って自由やなぁ…」
どうやらこの様子は志麻様宅でもお馴染みのようで
志帆はこめかみに手を当て少し強めに抑えた
『はは...さて!次はスープを作ります。
今日はスープはスープでも、グラタンスープにしようと思います!
まず、タマネギを薄切りにし、
耐熱容器に入れてバターと共に、500Wのレンジで5分加熱します。』
……五分終わるまで暇だ...
志帆はどんな感じで枠してるんだろ...
シホ「え?知らん。センラ家自家製やない?」
何 の 話 ?
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rey(プロフ) - この作品神ですね。とても面白いです!更新されているぶん全部読ませていただきました!キュンとするところもあれば、切なく感じるところもあり、それでいて面白いという。一目惚れしました←更新頑張ってください!待ってます! (2017年12月10日 9時) (レス) id: 71cc7404f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ