2品目 ページ3
Side Aー職場 更衣室にてー
あああ!!
もう!寝起きのセンラ様にはいつもドキドキさせられる…
同じマンションに住み始めて2年になるけど
朝の甘えたセンラ様は未だに私の心臓に悪い…
ただ寝ぼけているだけだと分かっている
けど、心のどこかで自惚れてしまいそうになる
『って、だめだめ!あくまでセンラ様は私の憧れなの!』
?「ほー?今日もセンラ様愛が止まらないご様子ですなぁ」
『志帆!(シホ)』
料理専門校からの同期、麻野 志帆(アサノ シホ)
私の叶わぬ恋の掃き溜めになってくれる良き理解者でありライバル
そして、センラ様ご自慢の浦島坂田船メンバーの志麻様の妹だ
シホ「そんで?今日は何されとーよ」
『え、あぁ...実はね...』
私は着替えながら今朝あったことを話し始めた
押し倒されたこと、額にキスをされたこと...
諸々話したところで、志帆は声を上げて笑った
シホ「あっははー↑wwwww朝から贅沢者め( ˙-˙ )」
『ちょっと意味がわからないなぁ(º﹃º )』
確かに、浦島坂田船という名前はとても有名で
私が某配信アプリで放送していてもやはりアンチは来る
しかし私は、アンチが来るのはセンラ様方が有名であるから
と、胸を張って出迎えるのだ
それに…
『志帆だって朝から志麻様のお世話してるじゃん』
シホ「くそ兄貴だよ。折角晩飯作るっつったのに
"今日は浦島坂田船集まるからAちゃんの食べる!"
って、元気に言い切って家出てったからね」
若干声真似をしながら私を白い目で見てくる志帆
『…え?!今日皆様集まるの?!』
シホ「あーやっぱり忘れとーか。そんなんやと思った」
うんうん、と一人頷く志帆
それに反し顔を青くさせる私
『てことは、急いで帰って買出しして...
あぁ、献立も考え直さなきゃ…今日料理長おやすみでしょ?
てことは最後のチェックもしなきゃだし…あああ!』
シホ「……手伝おか?」
『お願いします』
やばいな、全然覚えてなかった...
取り敢えず予定していたパスタと、サラダ、スープ…
あとローストビーフを作ろうか…
そんなこんなを考えているうちに朝食の時間は終わり、
昼に向けての仕込みと休憩の配分、クレームの処理に追われた
ヴヴッ...
私の知らない所で、センラ様がツイートを上げたのに気付くのは
もう少し後になりそうです
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
麻野 志帆(アサノ シホ)
Aの良き理解者であり同期
志麻の妹
紫の短髪に目下のホクロ
ニッと笑う 身長高め
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rey(プロフ) - この作品神ですね。とても面白いです!更新されているぶん全部読ませていただきました!キュンとするところもあれば、切なく感じるところもあり、それでいて面白いという。一目惚れしました←更新頑張ってください!待ってます! (2017年12月10日 9時) (レス) id: 71cc7404f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ