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side 96猫-駅外 噴水近くにて-
まーしぃ絶対許さん
ばかまーしぃ
ばかしま
ばーかばーか((
あ、ども。え?なんで不機嫌か?
だってまーしぃがわし置いて先先行くでわし迷子なったんで?!
この辺よー知らんし、変に動きたくないし、何より周りが見えぬ
ヴヴッ
しま[96ちゃん?!今どこ?!]
96[ばかまーしぃ!噴水の近く!]
しま[何でそんな所いんのwwセンラの家行くいったやんw]
96[ほーほー彼女一人にしてその言い草ですかーさいですかー]
なんやねんほんま!腹立つわァ!
もーめっちゃ暴言送ってやろ←
Prrrrr Prrrrr
…なんやねん。いきなり電話とか...
心配、してる...?の、かな
96「…もしもし」
シマ「96ちゃん?今駅の近く?」
96「ん、駅の近くの、噴水の所座ってる」
あぁー、と溜息交じりな声。
なにこれ、迎えにでも来てくれんの?
…来てくれても、嬉しくない。なんてことは、無い...
シマ「あのさ、センラにうまく連絡行ってなくてさ
多分その近くにセンラも居ると思うから、二人でこっちこれる?」
……前言撤回。嬉しくないわボケ
ばーかばーか。
…なんでまーしぃと付き合ってんだろ、ばーか
なんでこんなヤツ好きになったんだろ...
シマ「多分近くにセンラ居ると思うから、早めに合流して!
じゃないと、その...」
電話の向こうで、恥ずかしそうに言葉を濁すまーしぃが容易に浮かんだ
多分、ほかのメンツに隠れて通話してきてる
…ばかだなぁ...
96「ラマン捕まえて、すぐ行くよ」
シマ「…頼むから気ぃつけてな?」
96「心配症w」
シマ「好きなんやから当たり前やん」
……
96「もー切る!ラマン探す!ばーか!」
プッ...ツーツーツー...
ほんと、なんてあんなことサラッと言うかな
言われるほうの身になれよ、馬鹿...
96「(ラマンーラマンーどーこじゃーらほい)」
んーー...ん?あの金髪とクソみたいな身長は…
それに薬指の指輪とマスクとetc...
96「絡まれてるな...助けてやるか」
別に、助けようと思ったのは気まぐれ
わしにとってAちゃん?はどうでもいいし
ラマンの恋愛事情なんてもっとどうでもいい
けど、まーしぃの大事な仲間やから
それだけ、それだけの理由で、わしは何でもできる
96「お待たせダァリィン♪あれ?この子達なぁに?
まぁ何でもいいや!早く早く!映画始まっちゃう〜」
独特のぶりっ子声((
大体の男も女も、この態度で接せば堕ちる
…まぁ、まーしぃは論外やったけど...
堕とすまえに堕とされたもんね...ハハッ…
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Rey(プロフ) - この作品神ですね。とても面白いです!更新されているぶん全部読ませていただきました!キュンとするところもあれば、切なく感じるところもあり、それでいて面白いという。一目惚れしました←更新頑張ってください!待ってます! (2017年12月10日 9時) (レス) id: 71cc7404f6 (このIDを非表示/違反報告)
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