伝えたい言葉2 (ページ24)

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story72 ページ24

秀「俺から1発殴ってやりたいくらいだけど」

『秀太やめて』

怒った時の秀太がどれほど怖いか小さい頃から一緒にいるから知っている。

大「いいですか？」

大輝が言葉を発する。

大「Aがどんなに怖い想いしてどんだけ悩んで肉体的にも精神的にも辛かったかわかりますか？こんなに痩せて。普通好きな人をこんな風にしたくないと思います」

大「恋人として何もしてあげられなかった俺も情けない。ここにいる全員、Da-iCEのメンバーも秀太さんもAAAの皆さんがどれだけ心配してたか。もう2度とAにも俺たちにも近寄らないでください」

言葉を選びながらもきつい言葉を発する。

西「Aちゃんは？」

『私は』

言葉を発しようとしたら急に目眩がした。

大「大丈夫？」

バランスを崩した私を大輝が抱きとめてくれた。

『ごめん』

『私は言いたいことありません。みんなが話してくれた事が全てです。ただもうこんなことやめてください。こんなことをしても想い人は自分に振り向いてくれないことわかったと思うので』

直「とりあえずこのことは社長に話した方がいいと思うんだ。そのくらいの覚悟はしてますよね？」

無言の男に秀太が

秀「聞いてんのかよ」

といって胸元も引っ張る。

男「はい」

やっと男から手を離した秀太。

西「もう出てっていいよ」

大「待って」

大輝が男を止める。

大「まだAに謝ってないですよね。ちゃんと謝ってください」

男の人が私を見る、怖くなって大輝の腕を掴む。

男「すみませんでした」

『もういいです。出てってください』

男の人が出て行く。

大「A、終わったね」

私の顔を覗き込んでいる。

『大輝、怖かった』

視界が滲み涙が出てくる。

想「Aー！泣くなー！」

想太が私のところに来て抱きしめる。

大「想太、それ俺の役目」

なんて言って笑っている。

雄「想太Aを離しなさい。お呼びでないよ」

『でもどうして？あの人だってわかったの？』

そこから今回の件の解決までの経緯が話された。