story51-shuta- ページ3
shuta side
大「A⁈」
大輝が医務室に入ってきた。
髪は乱れ息切れしていた、走ってきたんだろう。
秀「大輝、ここ！」
俺が声をかけるとベッドに横たわるAに近寄り姿を見て涙目になっている。
大「A…」
Aの手を握ってベッドの下に泣き崩れた。
大「目覚ましてよ」
秀「気絶してるって。多分ストレスだろうって」
そう言う俺に大輝は目を向けて
大「やっぱりストーカーの件…」
察しがいいんだ、さっき見た茶色の封筒と手紙と写真の件を伝える。
大「昨日もつけられてたってことですか…」
憔悴仕切った顔をしている。
大「こんなAもう見たくない」
するとしばらく黙ってしまった。
ドアが開く音がする。
想「大輝くん…」
そこにはDa-iCEのメンバーがいた。
颯「A…」
颯が目を潤ませてAを見ている。
Aの手を握って泣き崩れている大輝を見てみんな動揺している。
徹「めん、大丈夫？」
徹が大輝の肩に手を置いている。
大輝は首を振ったまま涙を流している。
想「早く起きてよ。いつもみたいに笑ってよ」
雄「Aが笑っててくれないと大輝くんが大輝くんじゃなくなっちゃう」
Da-iCEにとってAってすごく大切な存在なんだとこの状態で頭の片隅で思っていた。
しばらく5人でいたが
大「ごめんみんな。とりあえず戻ろうか」
きっとグループの仕事を中断させているんだろう。
想「でも大輝くん」
この状態の大輝を心配しているんだろう。
大「大丈夫、秀太さん」
俺の方を向く大輝。
大「Aが起きたらまた電話もらってもいいですか？俺のせいで仕事遅れさせるわけにはいかなくて」
秀「ん、わかった」
5人は部屋から出て行った。
なあA？
早く起きてくれよ。
俺やAAAだけじゃなくてDa-iCEの為に、1番は大輝の為に。
大輝とも付き合いはそこそこ長い、いつも冷静な大輝が感情的なの初めて見た。
運んできて3時間くらいか、やっと目を覚ました。
大輝に電話すると1分も経たずに部屋に来た。
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作者名：あかね | 作成日時：2019年11月17日 22時
