# ページ34
.
.
ｶﾞﾗｯ
開いてしまった扉
「ちょ、あかん……」
恭平「なに、みっちーに守られてんの。俺が助ける言うたのに」
「知らんやんそんなん……早く出てって」
恭平「みっちーに助けられた時顔赤くなってたで？」
「っ……」
実際キュンとしたのはほんまやし、その時だけ顔が熱くなった。
恭平「……なあ、俺じゃあかんの？」
下着しか身に纏ってない私を引き寄せる
「ねぇ、恭平……服だけ着させて」
恭平「そのまま離れるやろ」
「やっだ……」
恭平「好きやから、好きやから離れたくない」
「……まだ撮影途中だし戻ろ？この話は後でな？」
恭平「わかった」
動画の締めだけして撮影は終わり。
ﾋﾟｺﾝｯ
" 今日家行く "
と、淡白な連絡。
恥ずかしくないぐらいの掃除はして、恭平ケータリング食べてなかったなとか思い出して一応ご飯準備しといたりして、恭平を待った。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「はーい」
恭平「……」
黙って入ってくる恭平。
もう、お邪魔しますぐらい言いや……(笑)
「恭平、ご飯食べる？」
恭平「いらん」
「……じゃあお風呂はいってくる？
あ、でも帰るんやったら湯冷めしてまうな〜」
恭平「帰らんし、今日泊まる」
「ええ、明日、別仕事やで？」
恭平「ええねん、とりあえず隣きて」
来るなりどかっと座ったソファのとなりをぼふぼふと叩いて私を呼ぶ。
「そんな叩いたらホコリ立つわ……」
なんて言いながら横に座る。
何も話さない、静かな空間。
いっつも明るすぎんのに今日に限ってなんでこんな静かなん……
「なんで怒ってるん……？」
恭平「俺より先にみっちーに助けられてたから。」
「それは恭平がはよ気づいてくれたらよかったんちゃうん……？」
恭平「せやな、……ごめん」
「もう怒ってない？」
恭平「……まだ怒ってる」
「なにっ、！もう……」
恭平「みっちーに照れてたから」
「それはっ……」
恭平「嫉妬した」
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 279人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ | 作成日時：2020年2月15日 1時
