妹は暗殺者【暗殺教室】 (ページ6)

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彼を視界にとらえた瞬間、私の脳内は烏間への文句で溢れかえった

おい、烏間
聞いてないぞ

なんでここに渚がいるんだ

向こうを見る限りそれはお互い様らしく、パニックで動かない脳を無理やり働かせる

「では、１時間目は質問タイムにしましょう！」
『１時間目？丸々？』
「はい！では、質問がある方はいますか？」

そんなに質問があるのかと思ったが、意外と手が挙がった

「はい、茅野さん」
「茅野カエデです！カエデって呼んでね！城崎さんは甘いもの好き？例えばプリンとか、プリンとか、プリンとか…」

おぉ、カエデちゃん、目をキラキラさせているけどなんかプリン以外の選択肢がないと思うのは私だけか？

『う、うん。好きだよ。プリンとか』
「ほんと？！やったー！！」

「はい、カルマ君！」
「赤羽業。カルマってよんでいいよ。城崎さんは殺し屋？」
『ううん。殺し屋ではない。でも防衛省に所属しているよ』
「「「防衛省？！」」」

漫画のように息ぴったり
仲いいね

『うん。鷹岡の件があったからみんなの護衛係としてきたんだ～。あと、それなりに運動とか武道はできるよ』

「はい、矢田さん！」
「矢田桃花です。武道ってどんなことやってるの？強いの？」
『うーん、柔道とか、空手とか、剣道とか…』
「「「(す、すげぇ)」」」

「はい、岡島君！」
「ずばり、スリーサイズは？」
『あ、矢島さん。さっきの質問まだ答えきっていなかったけど、実際にやってみようか？』
「「「(す、すげぇ…)」」」

しばらく質問に答えていると視界の右端で手を挙げる人物

もちろん先生はそれを見逃すわけがなく

「はい、渚君」

「…杏梨だよね？」

その目は困惑や驚きを映し出していた

『逆に聞くけど、渚だよね？』
「うん」

しばらくの沈黙