妹は暗殺者【暗殺教室】 (ページ14)

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潮田side

教室に戻ると、杏梨のスマホが鳴った
その画面には「防衛省」の３文字

『…』

しかし、杏梨は何も見ていなかったかのようにその画面を閉じて、静かに電源を落とした

「え？いいの？閉じちゃって」
『うん。大丈夫、大丈夫』

でも防衛省から…しかも、この時間にかけて来るってことは、結構大事な連絡なんじゃ…？

なんて考えていると教室のドアが勢いよく開いた

『あ』

そこにはすごい顔をした烏間先生
杏梨はスーッと視線をそらした

「おい、何で電話に出なかった」
『え、電話？ナンノコトデショウ…？』
「とぼけるな。行くぞ」

そう言うと烏間先生は杏梨を教室から引きずり出す

『いーやーだー！もう２轍してるのにまた仕事とかしたくないー！放せ烏間ー！』
「…」
『私は行かないから！烏間が行ってくればいいじゃん！』
「「「…」」」

杏梨が騒ぐのでみんなの注目が集まる
当の本人は引きずられたまま退室した

「…杏梨も大変だね」
「うん。後でメールでもするか」

このあと、この杏梨と烏間先生のやり取りが月一でされることを僕たちはまだ知らない