彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

自己紹介タイム ページ8

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「お一し、全員揃ったな。」









監督が招集をかけて、全員居るかチェックした。









「今回は初めて梟谷グループの合宿に参加する青城もいる。だから折角だし自己紹介でもしようか。」









そう言うとザワザワしだす。突然自己紹介しろって言われても困るよね。何話せばいいか分かんないから。あとつまんない自己紹介すると空気が悪くなる。









「最初は主催高の梟谷からだな。」









辞めて。監督本当に辞めて。僕自己紹介嫌いなんだよ。









「それじゃあまずはじめは俺だな！俺は木兎光太郎！主将！WS！五本指に入る男だ！よろしく！」









なんで区切り区切りで言うの。子供か。……子供だ。









「それじゃ次はAだな！！」









………What's？









『こ一ゆ一時普通副主将が自己紹介する番でしょ。』









「Aも副主将みたいなモンだろ！！」









ごめん、意味わかんない。









「ほらほらほら！は一や一く！！」









……あぁもう。五月蝿いな。









『……僕は伊世崎Aです。ポジションはぼっくんと同じWS。見た目こんなですけど男なんでそこんとこ宜しくお願いします。』









そう言うとパチパチと拍手の音が体育館に響く。









僕はふとある人を見た。









“彼の人”が織田さんが預かってた子でいて、ミミックの残党に狙われてる人。









今回の依頼は探偵社の人と依頼してきたマフィアしか知らない(当たり前だけど)。ここで変に太宰さんとかが来たら怪しまれるから一先ず僕が用心深く“彼の人”を見てて、敵が来たら太宰さんに連絡をいれるようにしてある。









と言うかそもそも“彼の人”は織田さんの事を覚えてるのか？覚えてもないのに命を狙われてたらそれはそれで可哀想だ。









ま、死なせないから安心して排球(バレー)してなよ。

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