彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

目的 ページ34

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「それじゃあAにとって目は命も同然なんだな！」









『まぁね。でも僕だけに限らず人間皆目は大事でしょ。目が見えなきゃ排球(バレー)が出来ない。ぼっくん、そしたら嫌でしょ？』









「は！確かに！」









「ねぇ伊世崎ちゃん。君が武装探偵社の社員で、異能力者なのは分かったけど、何故その事を俺達に話したの？」









『それは……。』









やっぱ及川君頭の回転速いな……。その事についでが1番聞かれたくなかったんだが……。









「其れについては私が説明しよう。」









僕の前に立ってそう言ったのは貼り付けたような笑みを浮かべている太宰さん。こういう事は太宰さんに任せた方が得策だな。









「実は今横浜でね、高校生男子が誘拐される事件が多発している。しかも運動系部活の男子ばかり。今は未だ横浜で済んでるけど、いずれ東京(こっち)にも来るかもしれない。君達を守る事を考えたら自分達が探偵社である事を明かしておいた方が動きやすい。そう思ったからだよ。」









横浜にそんな事件は無い。よく短時間で思いついたな……。









「成程……。」









「そんな物騒な事件あったんだな。」









良かった。疑われてない。









「と、言うわけで！今日から私もこの合宿に参加させて頂きます！宜しくね〜。」









『………は？そんな事一言も聞いてないッスよ。』









「うん。だって言ってないもん。」









ウィンクを決め、笑顔で言う太宰さん。イラッとしたよね。いい大人が「もん」とか使わないでくれ。









「あと明日からは敦君と国木田君、与謝野女医(せんせい)、鏡花ちゃんも来るからね！」









『………分かりました。でもそういう事は事前に言っておいて下さい。』









は一いと返事をするも、僕の方を見ずに返事したから絶対分かってない。殴ろうかな。←









「………あ、あと残念なお知らせなんだけど。」









未だ何か有るのか。









「依頼主である森さんが、自分達も協力するって言い出してね、中也と芥川君も来るのだよ。あ一、ヤダヤダ。」









…………え？

興奮→←キラキラした瞳

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