異能少女、学校通うってよ4【文スト】【歌い手】

リクエスト 彼シャツ ページ19

太宰side



ふ〜、久しぶりに探偵社の寮に来たけど、落ち着くね。



太宰 「蟹缶とお酒を用意して〜漫画を読む〜。これが至福のひととき」



蟹缶よ一し、お酒よ一し、布団よ一し。完璧だねえ！！



太宰 「ふふふ、仕事をサボった甲斐が有ったよ〜」



仕事って言ってもあれだよ？学校の方じゃなくて探偵社の方だからね？だから大丈夫((



太宰 「ふんふんふ〜ん」



ああ……ずっとこの時間が続けば良いのになあ。



ピンポ一ン



……おや、誰だい？私の最高のひとときを邪魔するのは。無視しちゃお←



ピンポ一ン、ピンポ一ン、ピンポンピンポンピンポン



ああもう、めちゃくちゃ鳴らすじゃないか！



太宰 「……しょうがないなぁ」



私はゆっくりと立ち上がって扉に向かった。あ一、身体がだるい。



太宰 「はいはい、誰だい……ってAちゃん」



A 「……居るなら早く開けろ」



いやだって……まさかAちゃんとは思わないじゃん？



太宰 「此方に居るって事はあれかい？仕事かい？……て言うかびしょ濡れじゃないか」



A 「ああ、仕事が入ったんだ。んで、急に土砂降りの雨が降ってきたから避難してきたという訳だ」



あ、本当だ。めっちゃくちゃ雨降ってる。気づかなかったよ。



太宰 「成程ねぇ。でも自分の部屋があるじゃない」



A 「今私の部屋は何も無いんだぞ」



太宰 「それもそうか。では他の皆は？」



A 「居なかった。だから最後に太宰の処に来た」



太宰 「え、私最後なの？悲し」



なんか余り物みたいじゃないか。



A 「は一、寒。太宰、服貸してくれないか？」



……え？

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