138話 ページ15
Aside
A 「……これが私の過去だ」
皆はどう思ったのだろうか。心の何処かでこの人達なら……って期待している自分がいるが……世の中そんなに甘くは無い。
そんな事を考えているとふわっと誰かの匂いが近くでした。……これは、抱きしめられてる?
黒木 「ありがとうな、話してくれて。……辛かったよな。大切な人が目の前で消えていったら。わしらはそんな事を知らずに無理矢理Aの過去を聞き出そうとした。……ゴメンな」
A 「……!!」
なんで……なんで謝るんだよ。96ちゃん達は何も悪いことなんてして無い。寧ろ私が皆に酷いことをしていたのに……
一ノ瀬 「A」
A 「……なん、ですか」
ああ……声が震えている。もしかして私は泣きそうなのだろうか。
一ノ瀬 「お前は“ただの生徒会メンバー”じゃない。……“友達”だ。“仲間”だ。なにか辛いことがあったら俺達に遠慮なく言え。……俺達はなにがあってもAの味方だ」
A 「!!あ、ああ……」
あれ……私って涙脆かったっけか。頬から涙が伝ってる。
相川 「も〜、Aちゃん泣かないで下さい!」
浦田 「そ一ゆ一まふも泣いてるけどな」
坂田 「96ちゃん狡い!僕もAちゃんに抱きつく!」
折原 「じゃあ僕も〜」
黒木 「ちょ、来んなや!マイエンジェルを抱き締めて良いのはわしだけや!」
月崎 「もう全員でAに抱きつけば良いんやない?」
一ノ瀬 「お、良いね〜」
黒木 「ちょ!?マジで皆抱きつくん!?」
相川 「あはは、苦し〜」
折原 「苦しいって言ってる割に顔は笑ってますけどね〜」
……久しぶりに幸せだって思えた。この時間がずっと続けば良いって思った。私はこの人達を……“友達”と思いたいと思えた。
太宰 「……ふふ、これにて一件落着、だね」
428人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルハノ(プロフ) - 孤独少女さん» おお!そうなんですね!知り合いだったら驚きです笑 (2020年3月2日 20時) (レス) id: 4f2a1efb01 (このIDを非表示/違反報告)
孤独少女 - 僕も岐阜県出身です!もしかしたら知り合いかも知れませんねwww. (2020年3月2日 20時) (レス) id: 717497968a (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - カナトさん» おお!岐阜出身なんですね!運命ですよ((( (2019年12月22日 7時) (レス) id: 4f2a1efb01 (このIDを非表示/違反報告)
カナト(プロフ) - ハルハノさん» だいぶ前の作品に失礼します!作者さんが岐阜とは……私と同じです!これは運命ですかね(((殴 (2019年12月22日 0時) (レス) id: 62a843f530 (このIDを非表示/違反報告)
月影 - 太宰さんに1票!何卒宜しくお願い致します! (2019年10月8日 4時) (レス) id: 1ed4457a8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハルハノ | 作成日時:2019年8月9日 18時