異能少女、学校通うってよ3【文スト】【歌い手】

94話 ページ10

坂田side



坂田 「も一！！うらさんなんで起こしてくれんかったん！？」



浦田 「俺は何度も起こしたけど坂田が起きなかったんだろ一が！」



今日は普通に学校あるのに何故か遅くまで寝とった。ホンマにヤバいんやけど！！あと20分でチャイム鳴るやん！



相川 「そらるさんの馬鹿〜！！」



一ノ瀬 「俺のせいにするな」



黒木 「ふぉぉ！！やばばば！！！」



月崎 「センラさん〜！」



折原 「僕もちゃんと起こしました」



敦 「ど、どうしよう……！！遅刻しちゃう！！」



A 「がんば」



どうやら今日は殆どの人が寝坊してたらしい。多分いつも通りに起きてたのはAちゃんとそらるさんとうらさんとセンラやな。



一ノ瀬 「暇だしテレビ見よ」



そらるさんは呑気にテレビを見出した。テレビ見る暇あったら手伝って一や！！



キャスター 『昨日未明、死刑囚の市原純也容疑者が脱走しました。市原容疑者は＿＿＿』



ん？死刑囚が脱走って………めっちゃ危ないやん。てかその人東京の警察署から脱走したん？大丈夫なんか最近の警察は……



折原 「東京の警察署で捕まってた人が脱走ですか……危ないですね」



浦田 「だな」



センラとうらさんも僕と同じ事を思ったらしいな。



敦 「………？Aちゃん……？」



敦さんがAちゃんの名前を呼んだ。どうしたんやろと振り向いたら………震えていた。



A 「ﾊｱ……ﾊｱ……っ」



相川 「Aちゃん……？どうしたの？」



A 「嫌だ……嫌だ……あの頃に戻りたくない……っ……！！



一ノ瀬 「A、落ち着け、な？」



そらるさんがAちゃんを落ち着かせようとするも、その場で頭を抱えながら座り込んでまった。“あの頃に戻りたくない”……？



A 「ﾊｱ……ﾊｱ……たす……けて……」



涙目でこっちを振り向いて訴えるように言い、バタッ、と倒れてしまった。



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坂田 「Aちゃん！！！！」

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