113話 過去編 ページ38
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そして脱走当日__
A 「……この時間帯は先生達が見回りをしてるけど、大人数ではない。この場所さえ突破してあとは玄関に行けば……いける」
Aちゃんは入念に計画をたてて、先生達にバレない道から逃げる事にした。
A 「(……敦君。絶対、絶対に助けるから。待ってて)」
この計画が崩れてしまえばAちゃんは二度と孤児院から出られなくなるし、敦君も救う事が出来なくなる。だからAちゃんは何がなんでも脱走を成功させると、そう誓った。
A 「……!!今だ!(小声)」
バレないように、でも慎重すぎてもいけないからAちゃんは静かに早足で玄関に向かった。
A 「よし、玄関だ。……やっぱり鍵は閉まってるか。だけど……」
Aちゃんはポケットからピンを取り出し、巧みに鍵を開けた。ここまで賢くなったのは、皮肉にも孤児院のお陰だけどね。
A 「ハア、ハアあとはこの塀を登れば……!!」
Aちゃんは勉強だけでなく、運動も出来るから、少しは登るのに苦労したけど、登りきることが出来た。
A 「……もうっ、どうにでもなれ……!!」
そしてAちゃんは無我夢中で走り出した。先生達に見つかっても追いつかれないくらい遠くに。
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ハルハノ(プロフ) - 誤字りました……恐れ多い気がします、です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 調べてみましたが……凄い方ですね……コラボなんて気がします……((( ˙-˙ ))) (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - もこすけっていう方です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 初コメリクエストありがとうございます!コラボですか……いいですね……その小説は誰が書いてますか? (2019年8月7日 17時) (レス) id: 7062f46b1f (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - 初コメリクエスト失礼します。この世界で生きるのは不可能という結論が出ましたって言う文ストの占ツク作品とコラボして欲しいです!無理だったらすみません!これからも応援してます! (2019年8月7日 2時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルハノ | 作成日時:2019年7月6日 22時