検索窓
今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:168,536 hit

111話 過去編 ページ36





痛覚異常っていうのは簡単に言えば痛みが一切感じなくなる事を言う。事故がきっかけで痛覚異常になる人も少なくはない。



皆からしたら痛みを感じないのはいいんじゃないか。そう思うだろう。だって痛みを感じるよりは感じない方がそりゃあ良いに決まってる。だけどね、この時Aちゃんは絶望したらしい。



だって……人間らしくないから。ただでさえ異能力のせいで化け物扱いされてきたのに、痛みを感じないなんて、他の人からしたら人間じゃないと思われる。そう思ったらしい。



A 「あ、あ、ああ……!!」



敦 「Aちゃん……?」



A 「うあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」



これがきっかけでAちゃんの性格は変わった。



__4年後__



先生 「……ほう。出来るようになってきたではないか」



A 「………」



先生 「今日は特別に飯をやろう。捨てられたお前に飯を与える義務は無いがな。感謝するがいい」



A 「……あっそ」



先生 「おい!なんだその態度……」



A 「敦君の処に行きます。話はこれで終わりです」



先生 「待て!」



A 「……待てって言われて素直に待つ奴がいるか」
















A 「……敦君、居る?」



敦 「あ、Aちゃん……!」



A 「これ、敦君にあげる」



敦 「これって飴!?駄目だよ、僕なんかが食べちゃ!」



A 「大丈夫。この間褒美で貰ったやつだから。敦君また最近なにも食べさせて貰ってないでしょ?だからあげる」



敦 「……ありがとう。ホント、毎度毎度ごめんね。僕なんかの為に」



A 「敦君だからあげるんだよ。敦君以外にあげた事無いし」



こうしてAちゃんは敦君以外の人には冷たい子になってしまった。

112話 過去編→←110話 過去編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
417人がお気に入り
設定タグ:文スト , 歌い手 , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハルハノ(プロフ) - 誤字りました……恐れ多い気がします、です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 調べてみましたが……凄い方ですね……コラボなんて気がします……((( ˙-˙ ))) (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - もこすけっていう方です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 初コメリクエストありがとうございます!コラボですか……いいですね……その小説は誰が書いてますか? (2019年8月7日 17時) (レス) id: 7062f46b1f (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - 初コメリクエスト失礼します。この世界で生きるのは不可能という結論が出ましたって言う文ストの占ツク作品とコラボして欲しいです!無理だったらすみません!これからも応援してます! (2019年8月7日 2時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハルハノ | 作成日時:2019年7月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。