異能少女、学校通うってよ3【文スト】【歌い手】

109話 過去編 ページ34

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A 「ところで敦くん。……なんでそんなところにいるの？」



実はこの時会話してた場所が敦君が牢屋に閉じ込められてる処だったんだ。



敦 「……分かんない。きっと院長先生達は僕のことがきらいなんだ」



A 「そんな！ひどい、敦くんはいいこなのに！」



敦 「……えへへ、ありがとう」



A 「なにかあったらいつでもボクにいってね！ボクは敦くんのみかただから！！」



敦 「うん！ありが……」



先生 「おい、新入り。此処で何をしている」



A 「あ、えっと……」



先生 「院長先生がお呼びだ。早く行け」



A 「は、はい。じゃあまたね、敦くん！」



敦 「あ、うん！」



この時点でAちゃんと敦君がいた孤児院が良い所ではないってことは分かったかい？ホント、孤児院で働いてる人達は頭が狂ってる。



院長 「やっと来たか」



A 「お、おくれてすみません。なにかようですか？」



院長 「お前は記憶力がかなり良いらしいな」



A 「は、はぁ……」



院長 「ではお前にこれをやる」



A 「？これは……？」



院長 「小学生全学年のテキストだ。1年で小学校1年から6年までの勉強を全て覚えろ。来年は中学、再来年は高校、明明後年(みょうみょうごねん)は大学の勉強を覚えるんだ。いいな」



A 「そんな！いくらなんでもむりで……」



院長 「なんだ、口答えする気か」



A 「……いえ、なんでもありません」



そして地獄の日々が始まった。

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