104話 過去編 ページ29
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A 「うる……ボクを……」
この時Aちゃんは危険を察知した。足音が此方に近づいてきてるからだ。
A 「(やだ……うられたくない……!!)」
Aちゃんは扉が開く前に建物から出た。
A 「ハア……ハア……っ!!」
ひたすら走っていたら後ろから父親の声が聞こえた。
父 「おい!待て、逃げんじゃねえこの化け物!!」
逃げんなって言われて分かりましたって素直に言うことを聞くほどAちゃんは優しくはない。そりゃあ誰だって売られたくないよねえ。
A 「ハア、ハア……!!あ……」
奇跡が起きたのか、警察官が偶然Aちゃんが走っている前方にいた。
A 「おまわりさん!!たすけてください!!パパにうられそうになりました!!」
Aちゃんは大きい声で警察官に助けを求めた。勿論警察官はそれを聞き逃す筈がなく、Aちゃんの近くに寄ってきた。
警察官 「売られそうになった、て言ったね?お父さんは何処にいるのかな?」
A 「あのひとです!」
そう言って警察官はAちゃんの父親を捕らえた。
警察官 「他になにかされた事はあるかい?」
A 「……なぐられました。たくさん」
警察官 「……そうか、辛かったね。だけどもう大丈夫だよ」
警察官はAちゃんを売ろうとした建物を特定し、証拠を掴んだ。他にも暴力を振るっていた証拠もAちゃんの腕を見て掴んだ。そうして父親は捕まった。
父 「おい!離せ、この野郎!!」
警察官 「酷い父親がいるもんだ。さて、君は此方で保護するから着いてき……あれ、いない……?」
___Aちゃんはそこにいなかった。
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ハルハノ(プロフ) - 誤字りました……恐れ多い気がします、です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 調べてみましたが……凄い方ですね……コラボなんて気がします……((( ˙-˙ ))) (2019年8月7日 22時) (レス) id: 47a219c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - もこすけっていう方です! (2019年8月7日 22時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)
ハルハノ(プロフ) - 初コメリクエストありがとうございます!コラボですか……いいですね……その小説は誰が書いてますか? (2019年8月7日 17時) (レス) id: 7062f46b1f (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの葉っぱ(プロフ) - 初コメリクエスト失礼します。この世界で生きるのは不可能という結論が出ましたって言う文ストの占ツク作品とコラボして欲しいです!無理だったらすみません!これからも応援してます! (2019年8月7日 2時) (レス) id: a112452463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルハノ | 作成日時:2019年7月6日 22時