僕のお嫁さんは『人間』【あほの坂田】2 (ページ8)

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56話ページ8

Aside

うらた「A！！」

志麻「大丈夫か！？」

センラ「すみません、来るのが遅れてしまって」

A 「！！うらたさん、志麻さん、センラさん……！！」

来てくれた…良かった…

センラ「女の子を泣かせるなんて酷いことをしてしまいましたね。ごめんなさい」

A 「いえ！謝らないで下さい！！こうやって来てくれたんですから！！」

うらた「で、A。俺達を呼んだのは坂田の事だろ？」

A 「！？何で分かったんですか！？」

私まだ何も言ってないよ！？

志麻「実はなぁ、な一んか嫌な予感がして森を出ようとしたら結界がはられてたんよ」

うらた「しかもかなり強い結界だったからな。それで坂田に何かあったんじゃないかって思ったんだ」

じゃあ私が呼んでも直ぐ来なかったのは…

A 「その結界のせいで来るのが遅くなってしまったんですね」

センラ「そうゆうことや」

結界をはったのは間違いなく天宮君だ。坂田先輩を倒すための時間稼ぎとして結界をはったんだろう。

うらた「俺達は今から坂田の所に行く」

センラ「Aちゃんは家に帰ってくださいね」

A 「……はい、分かりました」

……分かってる。私が行っても足でまといだし坂田先輩に来ちゃダメと言われてるから行かない。けど…やっぱり不安だ。

志麻「安心し。俺達が絶対坂田を助ける」

私の思ってることを読んだのか、そう言って私の頭に手を置いた。安心させるためにだろう。

A 「…！！はい、うらたさんも志麻さんもセンラさんも無事に帰ってきてくださいね」

うらた「当たり前だ」

志麻「それじゃあ行ってくる」

センラ「暗いですから気おつけて帰るんですよ」

そう言って3人は一瞬で私の前から消えた。相当なスピードを出して行ったんだろう。

A 「……約束ですよ」