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しょーちゃんの店はまんまアングラ街って呼ばれとる、まぁ怪しい店が立ち並ぶ通りの真ん中へんにある。規制外のアンドロイド専門店。しょーちゃんはそこを店やなくてアトリエと言う。
しょーちゃんのつくるアンドロイドはみんな、ロボットやなくて作品やねんて。しょーちゃんは俺は芸術家やからな！って口癖みたいに言うし、俺の頭にもご丁寧にそう組み込んである。りょうって名前つけてくれたんもしょーちゃんや。
俺は、ここで生まれた。
「こんだけ？」
「ん、こんだけやで」
「そーなん」
変わり映えせん身体をぐるっと見回しながら言うたら、しょーちゃんはなんか変なとこでもあるんかと俺を覗き込む。
「いや、そうやないんやけど。前はもっとさ、いろいろ変えとったやん」
伸ばしたり、つけたりはずしたり。来るたびにちょっとずつ身体を入れ替えられとった頃のことを思い出しながら俺は言うた。
「あー、昔はな。あの頃はりょーまだ成長しとってん。今はもう大人やから」
「おとな」
「大人は子どもとはちゃうねん。りょーんとこのすばるくんやって、見た目そんな変われへんやろ？」
「…たしかに」
「大人んなったらもう成長せぇへんの」
「そか」
もう一回、自分の身体を見回した。昨日までとほとんど変わらん俺の身体。筋肉質で薄っぺらい腹。
「ほい、そしたら今日は終わり。お疲れさん」
しょーちゃんに服を着せてもらって店を出た。太陽はまだ高くて、あぁ、帰ってもまだすばるくんはおらんやろうなと思ったら、なんだかないはずの気が重くなった。
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ぐりむ(プロフ) - ↓全くコメントに気がつかなくて一年以上経ってしまいました。すみません。一応お返事しておくと、めちゃくちゃダメです。重ね重ねすみません。 (2020年1月4日 1時) (
レス) id: 212d40df9c (このIDを非表示/違反報告)
岩辺亮香 - 作品、アレンジしてもいいですか？よければ私が作ったイベントに参加してください！ (2018年12月27日 7時) (レス) id: d0c4305158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐりむ | 作成日時：2017年5月14日 9時
