再会 ページ40
…ここはどこ？
私、確か…
そう思ったとき、猛烈な痛みが走った。
肩、足、腕。
そうだ、私３箇所刺さされて─────
…気を失った筈だ。
でも今布団に寝かされて
足には、布が巻いてある。
体を起こして頭を働かせる。
…これ何だっけ、
見たことある柄の─────
『さ、笹山！？何して』
「しーっ」
気がついたら私の後ろには笹山がいたのだった。
「詳しい説明は後。静かにして」
と口を塞がれた。
冷静になってあたりを見回せば、ここは保健委員会が今年から所持することになった小屋。
忍術学園に近いところまで笹山が運んでくれたのかな。
…駄目だ、自分がどこで倒れたのか全然思い出せない。
今、口を塞がれているということは、
まだ近くにやつらが居るということ？
血がたくさん出たからだろう、
私は頭も回らず、壁越しの気配も読めない。
ただ。
笹山からは細かな殺気がする。
近くにいないとわからないけれど、確かな殺気。
…わたしを罠にかけて笑う奴がこんな殺気を出せるのか。
少し驚いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜々香 - ほのかさん» コメントありがとうございますー！これからも頑張ります！ (2022年10月2日 18時) (
レス) id: 83caede52f (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きです💕これからも投稿頑張って下さい！！ (2022年9月30日 19時) (レス) @page33 id: 3929e44e96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜々香 | 作成日時：2022年8月10日 11時
