伍代君とアオハル【3】

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…


「普通でいいんだよ
俺は普通にしてえだけなんだよ」


「なめた事言ってんじゃねえよ‼︎」


「「難破、姉ちゃん!(A!)」」


大丸と伍代が倉庫に着く


「なんで俺にはオメェらみたいなクズが寄ってくんだよ」


「ハハハハ 何様だテメェ
気付いてねぇかもしれねーけど
はたから見りゃ俺もお前も同類なんだよ
オメェにクズばっか寄ってくんのはな
オメェがクズだからなんだよ!」


「うっ!」


グレに殴られる剛


「クズ同士…決着つけようや…」


『剛はクズじゃない‼︎』


「はいはい 余所見しなーい」


Aを殴ろうとするグ ロ


『…ッ 邪魔しやがって』


間一髪避けるA


「早く殴り返してくれ!」


グ ロはAを挑発する


『テメェらみてぇなドクズと剛を一緒にすんじゃねえ‼︎』


「貸せ こらぁ! 死ねーっ!」


金属バットで剛を殴ろうとするグレ


そこに猛が現れる


猛に殴られるグレ


「こっから先は全開でぶっ込んでくんで夜露死苦‼︎」


男達を倒す猛


『兄ちゃん来た! ワクワク‼︎』


戦ってる猛に夢中なA


「え…俺の事無視…?」


『黙ってろ クソドM野朗が』


グ ロの顔面を思い切り殴るA


「今の…最高…」


気絶するグ ロ


「難破 猛! 待ってたぜ」


猛に話し掛けるグレ


「誰だっけ?」


「ふざけんじゃねーよ‼︎」


「覚えてねぇよ
俺ぁ馬鹿で単純だからよ…」


『ウケる』


思わず笑う伍代


「難破!」


猛に殴られ段ボール箱の山に吹き飛ぶグレ


「黙ってろ クズが
テメェらも消えろ‼︎」


立ち去る男達


「Aは怪我ねーな…良かった…」


『うん!』


「兄ちゃん…なんで…」


『なんで…?』


猛に聞く双子


「ハァ…オメェらのお節介なツレが教えてくれたんだよ」


大丸と伍代にグーサインをするA


それを見て頷く二人


「剛…俺はよオメェも俺らと同じだって勝手に決めつけてた…強さで存在を証明するっつうか…強けりゃ強え程かっけぇと思ってるって だってよ オメェは難破 勝とナオミの餓鬼だし…俺の弟だから」


剛を見ながら話し出す猛


「それは一生変わんねえんだと思ってた
でも オメェは変わっちまったな
いや そもそもオメェはそういう奴じゃねーか」


「兄ちゃん…白百合の皆はさ喧嘩の1回もしたことねぇシャベェ奴等ばっかりだけど皆いい奴等なんだ 俺、アイツらと居るのが楽しいんだよ」


猛は小さく頷く

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