伍代君とアオハル

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…


日曜日の夜


「今日よぉ
公園でなかなか気合の入った姉ちゃんが居てよ」


猛が晩ご飯中突然話出す


「いい根性しててよ
隣に男も居たんだけどよ ダメでよ
全然シャベェんだよ こんなんなっちゃって」


縮こまる仕草をする猛


「女が気合入ってんのに男はシャバ僧かよ 最悪だな」


父ちゃん達も呆れている


「だなぁ」


剛もわざとらしく同意する


早くこの話を終わらせたいらしい


『兄ちゃん』


「おう、どうした?」


猛に話し掛けるA


『…そのシャバ僧ってさ黒い帽子被ってたでしょ』


信じている双子にまさかの話を広げられ


剛は目を見開きながらAを見る


「そうそう、被ってたわ
あんな奴と知り合いなのか?」


『ううん 見掛けただけ
絵なんか描いちゃってさ』


「それな 俺はよ日本の未来が心配だねぇ」


『あははっ』


「(チッ…Aは後で俺の部屋来いよ)」


剛がAに向かって小声で呟く


『(ちゃんと周り警戒しろ馬鹿)』

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