【暗殺教室】隣の席の赤羽くん【赤羽業】 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:104,345 hit

赤羽くんの隣ページ5

「じゃあ今日はここまで！！皆さんまた明日！」

やっと１日が終わった。

超長かったなぁ・・・。

そして超怖かったなぁ・・・。

あ、でもお礼を言われたのは嬉しかった。

「カルマくん！小鳥遊さん！」

「殺せんせー？」

私が椅子から立って帰ろうとしていたら殺せんせーに呼ばれる。

「このプリント運ぶの手伝ってくれますか？先生は職員室にいますので。」

私の手に置かれるプリントの山。

・・・これを・・・赤羽くんと・・・？

「あ・・・赤羽くんは先帰ってていいよ！！」

「え？」

「私が全部やっとくからさっ！」

全部やらないと。

赤羽くんに殴られるっ！！

「・・・いいよ。」

「へっ・・・。」

持っていた、プリントの山の半分を赤羽くんが持っていく。

「えっ！赤羽くん！？」

「ほらー。行くよー。」

「えっ！」

赤羽くんを追いかけて廊下へ出る。

「あの・・・本当にいいよ？」

私よりずっと背の高い赤羽くんの顔を見て言う。

「いいって。もう着いたしさ。」

赤羽くんが開いた教員室のドアから入っていって殺せんせーにプリントを渡す。

「はい！助かりました。じゃあ気をつけて帰ってください。」

殺せんせーは顔にマルを作って触手を振る。

・・・え、２人で帰れと？

赤羽くんと・・・？

「小鳥遊さん。帰ろ。」

「え、あ、え。」

帰ろうって・・・！！

なんで私と一緒に！？

「・・・。」

「・・・。」

只今、赤羽くんとＥ組の坂を下っている。

・・・会話がない。

マジでない。

なんで私、赤羽くんと一緒に帰ってるんだろう・・・？

「小鳥遊さんってさぁ。」

「はい！！」

「俺のこと怖いって思ってるでしょ？」

・・・これは、本当のことを言うべきなのか？

うん、はっきり言って・・・怖いよ。

めっちゃ怖いよ。

「怖いでしょ？」

「・・・う、ん。」

言っちゃった・・・言っちゃった。

「そんなに怖がんないでよ。」

「え？」

「そりゃ、喧嘩は好きだけど女の子に暴力はしないよ。たまにしか。」

たまにするんじゃん。

でも、そう言ってくれたら怖くなくなってきた。

「・・・うん。赤羽くんって意外と怖くない。」

「本当に怖いって思ってたんだ・・・。」

「え、え、え！？冗談だったの！？ごめんねっ！！」

そう言ったら赤羽くんは笑った。

隣の席の赤羽くんはいっぱい話してみたら良い人だった。