赤羽くんの隣 ページ16
赤羽くんは近寄りがたい存在だった。
赤い髪ってところも、顔立ちが整ってるところもあるけれど、そうじゃなくって。
怖かったんだ。単純に。
近くにいくと、殺されそうで。あ、少し大袈裟すぎるかな。
とにかく、危険そうな人で。
そんなことを思っていた私は、神様の悪戯という奴で赤羽くんの隣になった。
本当、どんな悪戯かと思った。私死ぬのかもしれない・・・とか。
けれど、違かった。
赤羽くんは優しくて、面白くて、何というか、思ってたのと違くて。
最近では赤羽くんの隣が居心地良くなってきている。
きているけれど・・・。
「ないないないない！！」
「え、ないの？」
「赤羽くんは友達だよ！隣の席の人！」
「ふぅん、好きじゃないんだ。」
速水さんは私をからかっているのか・・・。
ため息をつきながら、保健室のドアを開ける。
「いや、友達としては大好きだよ？」
そう言いながら、保健室にある鏡を見ると、私の顔は赤く染まっていた。
え、なにこれ、ちょっと待って、嘘でしょう？
「は、速水さん・・・。」
「ん？」
湿布を私に貼る速水さんに顔を見せないよう、小さく声を出す。
「あの、戻っていいよ、ありがとう。」
「そう？分かった。ハーゲンダッツげっとー。」
速水さんは変な事を言いながら、保健室を出て行った。
私はベッドに寝転び、顔を手で覆う。
いいや、ありえない。私が赤羽くんを好きなんて。
私は恋愛なんて経験したことないから、どこが恋に落ちる瞬間なのか分からないけど。
「・・・ありえないよ・・・。」
顔が、手が、心が、熱くなるなんて。
ねえ、神様。
隣の席の赤羽くんに、私は恋をしているんでしょうか。
「・・・わかんないよ。」
ラッキーアイテム
革ベルト
今日の隣の人
隣の席は赤羽くん
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まっきーぺん(プロフ) - 凄いキュンキュンしながら読ませていただきました！大きい乳が揺れてるといいですよね（誰も聞いてない) (2016年4月7日 20時) (
レス) id: d5a04b7994 (このIDを非表示/違反報告)
もりっちょこ(プロフ) - み〜ちゃむさん» わ〜ありがとうございます！雰囲気に気を配っていたのでそう言って頂いて嬉しいです (2015年7月10日 20時) (レス) id: ae769191f8 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説の雰囲気大好きです！(148��Eカップ体重39のロリ巨乳) (2015年7月10日 0時) (レス) id: 0097716fc1 (このIDを非表示/違反報告)
らりたん＊瑠璃子(プロフ) - もりっちょこさん» そうなんですかきゃふふ (2015年7月5日 11時) (レス) id: afae0e0c5b (このIDを非表示/違反報告)
もりっちょこ(プロフ) - らりたん＊瑠璃子さん» 正義が乳なんですワハハ (2015年7月4日 19時) (レス) id: ae769191f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりっちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/na7222/http://
作成日時：2014年1月24日 17時
