【H×H】 Love actually is all around 1 (ページ8)

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7. 自己紹介ページ8

｢パク、その餓鬼どうなたか｣

｢ここに置いとくらしいわ｣

放たれた言葉を聞き、その場にいた人達がざわついた。

｢じゃあ、名前教えなきゃね｣

｢待ってよ、マチ。仲間にならないかもしれないのに、

名前を教えるのは、あれなんじゃないか？｣

｢名前教えたからって私達に支障はないだろ？｣

｢名前がバレても俺らは捕まらないさ｣

私の後ろから現れた団長と呼ばれている男が微笑んだ。

｢俺はクロロだ。ここでは団長と呼んでくれ｣

重い空気が漂ったが、クロロの一声でその空気はなくなった。

それから、次々に名前が飛んできて、

｢俺は、シャルナーク。みんなからはシャルって呼ばれてる｣

名前を教えるのを拒んだ好青年も私に名前を教えてくれた。

クロロ、マチ、ウボォー、コル、ボノ、

パク、ノブナガ、フィン、シズク、フランクリン

それに･･･シャル。

暗示のように頭で唱える。

愛称とゆうものがあるらしく、名前が短縮された人達が何人かいた。

｢フェイ、お前も名乗れよ｣

フィンが小柄の黒いやつに一言かけるが、

｢･･･余所者に名乗りたくないね｣

その男はぷいっと目線を逸らした。

｢はっ、背も小さければ器も小せぇのか｣

｢･･･お前、殺されたいのか｣

フィンの言葉に気に障ったのか、眉間の皺が一層深くなる。

シャルはため息をつき、手を頭に添えた。

この行動からして、この光景は日常茶飯事らしい。

｢フェイタンとフィンクス、やめろ。

特にフェイタン、お前が切れると後々面倒だ｣

ノブナガと名乗った男が頭を掻きながら言った。

フェイタンと呼ばれる小柄な男はポケットに手をつっこみ歩き出した。

｢おい！どこいくんだよ！｣

フィンが叫ぶが、フェイタンは答えもせず暗闇の中に消えていった。

　
　