【H×H】 Love actually is all around 1 (ページ42)

今日:16 hit、昨日:37 hit、合計:78,539 hit

39. 三枚のプレートページ42

その人は爽やかな笑顔で

｢いいぜ！俺はハンゾーってんだ！よろしくな｣

『A、よろしくね』

それから、ふたりでいろいろ話し合ったけど、

やっぱり私は試験に落ちる可能性が高いから、そわそわしていた。

その異変に気づいたのか、変な顔をしながら訪ねてきた。

｢どうしてそわそわしてんだ？｣

『実は･･･自分のプレートと197番のプレートしか持ってなくて、

このままだと不合格になるの･･･』

｢それは大変だな･･･。ん？197番っていったか？｣

『うん･･･。ハンゾー余分にプレート持ってない？』

ハンゾーは自分の持っているプレートを私の前にだし、

自分のプレートじゃない他の三枚を私の手のひらにのせた。

『えっ！えっ！なに！？』

｢俺のターゲットは197番なんだ。Aが持ってるプレートと俺が持ってる三枚のプレートを

交換したらお互い合格になる！｣

ハンゾーがニカっと笑って見せた。

『ほんと!?いいの!?ありがとう！』

私は197番のプレートをハンゾーに渡しながら、

嬉しさのあまり抱きついてしまった。

ハンゾーの顔がだんだん赤くなってるのを見て

私は我にかえって離れた。

『ご、ごめん･･･』

｢いや、べつに･･･｣

二人の間で気まずい空気が漂った。

それから、私はハンゾーと共に

次の試験にいくための場所に向かった。

無事私とハンゾーは合格して、乗り物に乗った。

既にヒソカやイルミがのっていて、

目があったけど、あのことを意識してしまい、目をそらしてしまった。

私は、ヒソカのもとには行かずに

ゴンたちがくるのを待つことに決めた。

----------------------

Aが無事に帰ってきた♠

んっ･･･？あの坊主はなんだ？

やけに仲良さそうじゃないか◆

ボクが二人の様子を見ていたら、いつの間にか隣にイルミが立っていた。

｢俺に気づかないほど、あの二人のこと見てたの？

あと、さっきから顔怖すぎ｣

ボクはイルミに言われるまで気づかなかったけど、

すごい顔つきだったらしい。

無表情のイルミに言われるってことはそれほどすごかったのかな･･･◆

｢そんなことないよ。これがボクの本当の顔さ♠｣

ボクが笑っていってみせると、

イルミは何も言わずに去っていった。

｢ひどいなぁ･･･♠｣