【H×H】 Love actually is all around 1 (ページ37)

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35. くじページ37

『ゴンー！みんなー！』

手を振りながら私はゴン達の方に走っていった。

｢あ！Aー！｣

同じくゴンも私に向かって大きく手を振り回す。

｢Aそんなに急いでどうしたんだ？｣

クラピカが私に聞いてきた。

『みんなの傷治そうかと思って』

｢わぁ！ありがとう！A！｣

ゴンが笑顔でそういったけど、

｢ありがたいけど、俺たち怪我してないぜ？｣

キルアがそういいながらみんなを見回した。

確かに、みんな怪我してないみたいだね･･･

『じゃあ、いっか！』

私達はそれからお互い試験の内容について話し合った。

それから次の試験で狙うターゲットを決めるくじが行われた。

ヒソカが番号札をひいて、次にイルミがひきにいった。

次は私か･･･。

404･･･見覚えがあるようなないような･･･

まぁいっか。

それから、ゴンとキルアに追う者の番号をお互いに見せた。

ゴンとキルアは顔を合わせながら、ごくりと空気を飲み込んだ。

.

.

.

『え･･･クラピカ･･･？』

二人は複雑な顔をして、首を縦に動かした。

『まぁ、適当に3枚奪うから大丈夫だよ！』

というと、二人は表情が明るくなった気がした。

キルアは199番のウモリという人で、

ゴンは･･･44番のヒソカ･･･

ゴンのターゲットを聞いて、私は思わずゴンの手を握って

『ヒソカと戦わないで･･･』

とつぶやいた。

｢ほかのプレートを奪って合格者を減らすより、ヒソカの1枚をとって合格するよ｣

ゴンは優しく微笑みながら私に言った。

『でも･･･』

って言いかけたとき、

｢大丈夫だよ！確実に取れるとは限らないけど無理はしないから｣

｢A、ゴンは変なとこで頑固だから諦めな･･･｣

キルアは呆れた顔をしながらゴンをみた。

｢心配してくれてありがとう！A！｣

ゴンは私の手を強く握り返した。

ゴンの純粋な瞳をみて、これ以上私は何も言えなくなった。

『うん･･･無理しないでね･･･！』

私もゴンの手を強く握り返した。

しばらくして、試験の時がやってきた。

ヒソカが出発してから数分たったところで

イルミが出発した。その次に私が出発した。

ゴンたちに笑顔で手を振りながら私は森の奥に進んでいった。