【H×H】 Love actually is all around 1 (ページ36)

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34. 我慢ページ36

あと2時間ぐらいで三次審査が終わる頃に私は目を覚ました。

｢おはよう。A◆｣

『おはよう、ヒソカ！』

私は笑顔であいさつした。

私が無理して笑ってないことを察知して、

ヒソカも私に笑顔を向けてくれた。

それから、お互い試験内容についてしゃべった。

その中で、私がイルミに運ばれてきたことをヒソカから聞いて

『お礼言わなきゃ！』

そういって立ち上がり、あたりを見回してみたけれど、イルミの姿が見当たらない。

『ヒソカ、イルミどこにいるかわかる？』

ヒソカもあたりをキョロキョロして

｢ああ･･･あそこにいるけど。もうギタラクルに変わってるから行かないほうがいいと思うよ♠｣

あ、ほんとだ。イルミの顔で探してたから気づかなかった。

『そうだね･･･ギタラクルの時は近寄りにくいし･･･』

私は再びヒソカの隣に座った。

パッと横を見たらヒソカの腰と肩から血が固まっていた。

ヒソカは動きが止まった私に気づき不思議そうに見つめる。

｢どうしたんだい？｣

『ヒソカ、怪我してるけど痛くないの？』

ヒソカはなんのことかわからないような感じだったけど、

私が視線を向けている肩と腰に視線を移動させた。

｢んー、別に痛くないよ◆ それより･･･｣

と言ってヒソカは話をそらそうとしていた。

『だめだよ。無理するなっていったのはヒソカでしょ？』

私はヒソカの怪我を強くなぞった。

｢･･･っ！｣

ヒソカは顔をしかめた。

『ほらね。痛いんでしょ？治してあげるから動かないでね』

｢そこまで強くなぞるのは、Aだけだと思うけどね･･･♠｣

私は腰の怪我から治そうと思い、腰に手を当てる。

ヒソカの傷がどんどん治っていく。

次は肩をやろうと思ったら、

ゴンたちが降りてきた。

｢ボクはもういいから、ゴン達の傷を直してきてあげて◆｣

ヒソカが笑顔でそういうから、

私は頷いてゴンたちの方に走っていった。