【H×H】 Love actually is all around 1

27. 辛い時 ページ28

『あのね･･･』

｢うん｣

『私･･･ヒソカに置いてかれてすっごく寂しかった。

蜘蛛に私は邪魔なのかなとか迷惑だから置いてかれたのかなって

悪いことしか頭に浮かんでこなくて、

毎日辛かった。修行も辛かったけど、そっちのほうがすっごくすっごく辛かった。

それと、私ヒソカに修行してほしかった。

１番にできた技を見て欲しかった。でも、１番はイルミになっちゃっ･･･』

ヒソカは私の頬に手をあて涙を拭いとった。

あれ、涙出てたんだ･･･気づかなかった。

ヒソカはさっきより強く抱きしめた。

｢A、ごめんね｣

私はそのままヒソカの腕の中で泣き続けた。









だいぶ時間がたち、涙もかれ、落ち着いてきた。

『ヒソカ･･･もう大丈夫･･･』

ヒソカから離れようと思い、体を押しのけようとしても

ピクリとも動かない。

『ヒソカ･･･？』

名前を呼んでも反応しない。

寝たのかと思いヒソカの顔を覗き込んだ。

寝てるところ初めて見たかも･･･

整った顔してるなぁ･･･まつげも長いし･･･

ヒソカの顔をまじまじとみていたら、

ぐっとヒソカの顔が近づき唇が重なった。

『んっ･･･』

離れようにも頭にそえられた手の力が強すぎて離れられなかった。

抵抗しても、力が及ばずされるがまま。

息が･･･できない･･･

やっと唇が離れ、私は呼吸をととのえた。

『ヒソカ･･･おきてたの？』

｢うん。Aが誘ってるのかと思って◆｣

ヒソカは私の顔に両手をそえ、にこっと笑った。

こうゆう行為に慣れてないからか、身体が熱い。

そのせいか、ヒソカの手が冷たくて気持ちよく思えた。





私とヒソカはそれから隣に並んで座り、手を重ねてお喋りした。

キルアと違って、少しでかいんじゃなくて、

私の手を包み込むぐらい大きかった。






　
　
　

28. 能力→←26. 寝起きの視界

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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