【H×H】 Love actually is all around 1 (ページ20)

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19. 銀髪の少年ページ20

黙ってゲームの様子を見ていたら、

｢お前だれ？｣

振り向きもせず、ただコントローラーを激しく操作しながら聞いてきた。

『振り向いてもないのに、人が入ってきたってわかるんだ』

｢ドアが開いたとき少し風が入ってきたから｣

すごいねっといい、

私は少年の隣に座った。

『私A。よろしく』

｢･･･おれキルア。よろしく』

私はそれからもキルアがゲームをしてる様子を、黙って見てた。

そしたら、キルアがコントローラーをもう一個だして、私に渡してきた。

『やってもいいの？』

｢うん。敵弱くてつまんないから｣

じゃあ、やめればいいのにっと思いながら、私もゲームに加わった。

『ここにいるってことは、イルミっていう人と家族なの？』

｢兄貴の知り合いなの！？｣

キルアが驚いてこっちを見てきた。

その目は、猫目できれいな青い瞳だった。

『正しくいえばイルミの友達の仲間？なのかな』

へぇーとキルアは目線を再びゲームにむけ、コントローラーを操作した。

私も負けないようにキルアの手の動きを見ながら操作した。

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ゲームしてから、結構時間経った気がする。

そろそろヒソカたち話終わったかな。

『キルア、そろそろ私もどるね』

｢わかった。･･･また遊びに来いよ｣

キルアは寂しそうな顔でゲームの電源を切った。

『もちろん』

といって私はヒソカのいる部屋に戻った。

『ヒソカは？』

そこには、ヒソカの姿がなく、

イルミが椅子に座り、紅茶を飲んでいた。

｢あいつなら、帰ったよ。あいつに頼まれたんだけど、

Aはここで俺が鍛えるから｣

え･･･帰ったの？それに、

『鍛えるって何で？』

｢そりゃあ、あの旅団に入るからには強くならなきゃね。

今のお前はそこらへんにいる奴らより弱いからすぐ殺られるよ｣

カチャっとティーカップを置きながら、

イルミは淡々と冷静に告げる。

『私のために？』

｢そりゃあ、自分の身を守るのもそうだし、

旅団自体も強くなると思うけど。嫌なら帰れば？｣

『いや、お願いします』

頭を下げ、イルミに頼んだ。