頑張りすぎな君。【すとぷり】

5.ままもり ページ6

キーンコーンカーンコーン




授業開始のチャイムが鳴り自分の席に着く



私はなーくんの斜め後ろの席



つまり、なーくん見放題なのだ。



あぁ、神様ありがとう…。




彼の真剣な眼差しと髪を耳にかける姿に



ドキッ と胸が鳴るのが分かる




彼はつくづく罪な男だ。




・




・

午前の授業が終わり、お昼ご飯



「Aー！行こ！」


『あ、うん！ちょっと待ってて』




そう、お昼ご飯はいつもなーくんと生徒会室で食べるんです！



このために学校来てると言っても過言ではない←



こ「僕、お腹空きすぎて死にそう…」



まぁ、幼馴染み勢揃いなんですけどね…



別に嫌って訳じゃないよ！？


皆のことは大好きだし…




でも、なーくんに抱く感情はやっぱり特別で…



気付くと彼を目で追ってしまう




ふと、こちらを向くなーくん



「A、大丈夫？体調悪い？」


『え？あ、全然平気！考え事してただけ！』


急にどうしたんだろ…

普通に元気なのに。



「ほんと？なら、いいけど…」




心配性だなぁ…


私はなーくんの方が心配なのに。


だって、頑張りすぎじゃん…




り「なーくん今、ままもり発動してたよw」


さ「ｱｯﾋｬｯﾋｬｯ まま、もりwって…w」



さとみくん、笑い方のクセ強い



「えー？ままもり発動してないよ？」



否さっきのは絶対ままもりだった。



私は子供じゃなくて女の子として見てもらいたいのに…




よし



困った時は！



皆に相談だ！



一人で意気込み、お弁当を完食




な「……」




なーくんが心配そうに此方を見ているのも気付かずに…

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